スバルが発表した新型「BRZ」の価格が、「思ったより安い」と驚きを持って迎えられています。高いイメージがあるスポーツカー、現行の他モデルの価格はどうなっているのでしょうか。
スバルから新型「BRZ」が2021年7月29日(木)に発売されました。排気量は2.0Lから2.4Lに、新型アイサイトなどの安全装備もグレードアップし、ボディの剛性なども大きく高まっていながら、308万円からという価格に「よく頑張った」といった驚きの声が上がっています。
スポーツカーといえば、一般的には高いイメージがあるかもしれません。SNSなどでは、新型BRZと他のスポーツカーと比較する人も多く見られましたが、価格面で折り合うなら走りを楽しみたいという人にとって、どのような選択肢があるのでしょうか。スポーツカーと呼べるものは、100万円台から存在します(価格は全て税込)。
新型BRZ(画像:スバル)。
●軽スポーツカー
軽自動車もいまや全般的に値段が上がり、グレードによってはデフォルトで200万円を超えるものも。そうしたなか、軽オープンカーのダイハツ「コペン」は188万8700円から、ホンダ「S660」(オーダー受付はすでに終了)は203万1700円(6MT)からとなっています。
一般車種のスポーツモデルでは、スズキ「アルトワークス」が157万3000円から。ホンダ「N-ONE RS」が199万9800円から。いずれもMTを設定しています。
200万円台ではどんなモデルが?軽のS660とほぼ同価格帯で登録車のスポーツモデルといえば、スズキのコンパクト「スイフトスポーツ」が挙げられます。
一方、専用モデルのスポーツカーでは、マツダ「ロードスター」が1.5Lで260万1500円から。初代BRZの兄弟車であるトヨタ「86」が2.0Lで267万1900円からとなっています。このあたりがBRZとの比較対象になってくると思われますが、新型BRZの兄弟車で、いまだ価格が明かされていないトヨタ「GR86」にも期待がかかるところです。

トヨタ「GR86」。価格は発表されていない(画像:トヨタ)。
●300万円台~
ロードスターでもハードトップの「ロードスターRF」は、排気量も2.0Lとなり、価格は343万9700円からです。また、8月にも新型が発表される予定のスバル「WRX」の現行は、2.0Lで393万8000円からです(生産終了)。
これより高いものでは、価格帯もモデルにより大きく異なってきます。
7月に生産終了となったホンダ「シビック タイプR」は475万2000円から。