戦闘機の列で滑走路を埋め尽くしました。

作戦能力の誇示と部隊の士気向上が目的

 インド空軍は2021年8月31日(火)、インド独立75周年を記念した「エレファントウォーク」を行ったと発表しました。

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インド空軍が独立75周年を記念して行った多数機発進準備訓練(エレファントウォーク)の様子(画像:インド空軍)。

 エレファントウォークは、正式には多数機発進準備訓練と呼ばれるもので、象が集団で歩く様子に似ているところから、そのように名付けられたといいます。

 起源は、一説によると第2次世界大戦中の連合国軍の爆撃機部隊だそうで、その後、部隊の作戦能力を誇示したり、士気を向上させたりといった目的でアメリカ空軍で行われるようになったそう。

 インド空軍はエレファントウォークを、フランスから導入した最新鋭のダッソー「ラファール」戦闘機と、国内でライセンス生産した英仏共同開発機「ジャギュア」戦闘攻撃機の2機種計75機で実施しました。

 これまでの最高記録は50機とのことで、それを上回る最大のエレファントウォークになったとしています。