機内の酸素マスクがめっちゃ時代を感じます!
「第63回 科学技術週間」にちなみ1960年から1983年まで国土地理院が使用していた、測量用航空機の初代「くにかぜ」。この機内が、2022年4月19日(火)と21日(木)に、静態展示されている地図と測量の科学館(茨城県つくば市)で特別公開されます。
測量用航空機初代「くにかぜ」(画像:国土地理院公式Twitterより)。
初代「くにかぜ」(ビーチクラフト・クイーンエアB-65P)は海上自衛隊により運航・整備が行われ、おもにに2万5千分1地形図整備のための空中写真撮影、航空磁気測量に使用されました。
後続機に任務を譲り退役するまで、空中写真撮影の総面積は28万2000平方km、撮影延長距離は7万9000km、航空磁気測量の延長距離は15万5700kmとなり、運航時間は延べ7600時間に及んだとのことです。
初代「くにかぜ」は非与圧式のため、高度1万2500ft(約3800m)以上での撮影時には酸素吸入装置(酸素マスク)が必要で、撮影士は、酸素マスクを装着して撮影を行っていたそう。投稿された機内の写真には、そのとき用いられていたマスクなどもそのまま残っているようです。