通るたびにフシギに思っていた箇所、やっぱりやります!

東名上り線の付加車線「綾瀬の“欠陥”」埋めます

 NEXCO中日本は2024年3月27日、東名高速で計画している「ピンポイント渋滞対策」について、国土交通省から事業認可を取得したと発表しました。

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綾瀬スマートIC手前。
この先で付加車線が途切れることが渋滞の原因に(ドライブレコーダー)。

 新たに認可されたのは、上り線 綾瀬スマートIC付近およそ1.3kmの付加車線設置事業です。片側3車線区間の道路構造を大きく変えず、路肩を活用しながらもう1車線を増設します。

 この付近では長年、少し東京寄りの「大和トンネル」を先頭とする長い渋滞が発生していましたが、2021年7月、トンネルの前後を含む付加車線の運用が開始され、同トンネルを先頭とする渋滞はほぼ解消されたと宣伝されています。

 しかし、渋滞の先頭が綾瀬スマートICに移り、以前よりは緩和されたものの、やはり長い渋滞が解消されていません。その原因となる付加車線の“欠陥部”を埋めるのが、今回の事業です。

 東名上り線は、海老名JCTから東京方面へ付加車線が続く形になっていますが、この綾瀬スマートIC付近の1.3kmは付加車線が途切れるため、車線移動による速度低下が渋滞の原因になっていました。

 さらに現在、大和トンネルの東側へ約1.5km、付加車線を延長する工事も別途進められており、全てつながれば上り線は海老名JCTから横浜町田IC近くまでほぼ4車線化する見込みです。