埼玉県大宮駅から千葉県柏駅を経由し同県船橋駅へ至る東武野田線へ「東武アーバンパークライン」という愛称が命名されて8ヶ月、その名前がバス路線にも進出することになりました。
電車の「アーバンパークライン」終了後に埼玉県の大宮駅から岩槻、春日部と経由し、千葉県に入って野田、柏、そして船橋駅へ至る東武野田線。
そして2014年12月18日(木)の深夜(暦の上では19日)から、その「アーバンパークライン」という愛称がバス路線でも使われることになりました。東武バスの「ミッドナイトアロー アーバンパークライン野田線」です。
運行区間は電車の「アーバンパークライン」に沿う形で、柏駅西口から流山おおたかの森駅東口を経由し、終点は野田市内の川間駅南口。終電車発車後に運行される、いわゆる「深夜急行バス」です。
この「ミッドナイトアロー アーバンパークライン野田線」のバスは柏駅を、電車「アーバンパークライン」の七光台行き最終列車が24時26分に発車したのちの、24時40分に発車。そして流山おおたかの森駅を、つくばエクスプレスの最終列車が24時48分に到着したのちの、25時ちょうどに発車。終点の川間駅南口へは25時50分に到着します。
運行日は月曜から金曜日で、土日祝日と年末年始(12月30日~1月4日)、お盆(8月13日~16日)は走りません。乗車可能なのは柏駅西口と流山おおたかの森駅東口のみで、終点の川間駅南口までの運賃はそれぞれ1500円、1200円です。満席の場合は乗車できないこともあります。
「アーバンパークライン」の目指すもの電車の「東武アーバンパークライン」沿線では、東武鉄道が事業主となって宅地開発した「ソライエ清水公園アーバンパークタウン」がオープンするなど、開発が進められています。
ちなみに東武野田線の愛称「東武アーバンパークライン」の由来は、「アーバン(都市)」と「パーク(公園)」です。
東武鉄道は野田線へ「東武アーバンパークライン」という愛称を命名した理由について、東京近郊のベッドタウンを走り都市間輸送を担っている、都心へ向かう通勤・通学路線との乗換駅が複数存在し交通利便性が高い、それでいて身近に自然を感じられる公園などが多く点在し憩いのある住みやすい路線であるからとしています。
また野田線へ「東武アーバンパークライン」という愛称を付けた目的について東武鉄道は、これにより野田線に対して東武沿線をはじめ首都圏の人々からいっそうの親しみを持ってもらうこと、そしてさらなるイメージアップを図り沿線価値の向上を目指すこと、と述べています。