ドローン「撃墜の様子」が公開

 海上自衛隊は2025年11月6日、洋上におけるドローン対処訓練に護衛艦「はぐろ」と「ありあけ」が参加したと発表し、公式Xでその様子を公開しました。

【画像】これが護衛艦から小銃でドローンを撃墜する様子です

 今回のドローン対処訓練は、10月20日から31日まで実施された「令和7年度自衛隊統合演習」に合わせたもの。

艦上から標的となるドローンを飛ばし、自衛隊員による小銃の射撃で撃墜する訓練が行われました。

 近年はドローンが著しく発展し、偵察用途だけでなく、自爆攻撃が可能なドローンもウクライナでの戦争で猛威を振るっています。ウクライナの戦場では、ショットガンが対ドローン用の武器として注目されおり、自衛隊でもドローンという新たな脅威に対処するための訓練が実施された形です。

 ドローンは比較的安価なため、従来の誘導弾などで迎撃した場合、費用対効果が悪くなるという課題があります。また、大量のドローンが連携しながら攻撃を行う「スウォーム攻撃」も将来の脅威として懸念されています。こうした情勢を踏まえて防衛省は、小型ドローンの脅威に対応するため、物理的な破壊を伴わない「ソフトキル」能力を持つ「艦載用レーザーシステム」など、新兵器の開発も進めています。

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