1500m→2000mへ

 国土交通省航空局が「令和8年度の関係予算決定概要」を公開しました。ここには鹿児島県の離島にある「屋久島空港」の滑走路を1500mから2000mへと延長する事業を引き続き実施するといった内容が盛り込まれています。

2000mに延長する理由は何なのでしょうか。

【写真】実は激レア? これが屋久島空港滑走路の「驚愕仕様」全貌です

 航空局はこれを「屋久島空港において、首都圏からの直行便の就航を可能とし、交流人口の更なる拡大等を図るため」としています。2000m化した滑走路の供用開始予定日は、令和16年(2034年)を予定しているとのことです。

 2025年現在の屋久島空港は鹿児島、福岡、伊丹の3路線に直行便が飛んでおり、これらはいずれもプロペラ機による運航です。鹿児島県は現状を「滑走路長が1500メートルであり,関東方面等都市圏からのジェット機就航ができないことから,多くの来島者が鹿児島空港を経由し,プロペラ機に乗り換えて移動せざるをえないといった課題があります」としていることから、滑走路延長によってこれが解決すると見られます。

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