式典に登場した「謎の模型」

 アメリカ海軍は2026年3月26日、海上自衛隊の護衛艦「ちょうかい」が、艦対地巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を獲得したことを記念して開催された式典の様子を公開しました。

【見るからに怪しい…】記念式典に登場した「黒いトマホーク」を写真で(画像)

「ちょうかい」は、防空能力に秀でたイージス艦で、こんごう型護衛艦の4番艦として1998(平成10)年に就役しました。

基準排水量は7250トン、全長は161mで、乗員数は約300名。長崎県の佐世保基地が定係港です。

 日本政府は、敵の侵攻を早期に、かつ遠方で阻止するため、脅威圏外から攻撃が可能な「スタンド・オフ防衛能力」を強化する方針を示しています。その一環として「ちょうかい」は、トマホーク巡航ミサイルを搭載するための改修や乗員訓練をアメリカで行うため、昨年10月にサンディエゴに派遣されました。

 昨年10月中旬からトマホークの発射機能の付加に必要な改修や乗員訓練を行い、これらを無事に完了し、トマホーク発射能力の獲得を確認したとしています。「ちょうかい」は今後、9月頃に帰国する予定です。

 ちなみに、この式典には黒色塗装されたトマホークの模型が登場しており、先日のイランに対するアメリカ軍の攻撃で初めてその存在が確認された黒色塗装のトマホークとの関係が注目されます。黒色塗装のトマホークに関しては、現在のところレーダーや赤外線探知を避けるためのステルス化塗装の一種とみられていますが、詳細は不明です。

 なお、これまでこの黒色塗装トマホークは、同ミサイルの最新型である対艦攻撃用の「ブロックVa」仕様であると見られてきましたが、海上自衛隊が導入するのはそれとは異なる「ブロックV」仕様の予定であり、その正体に関してますます謎は深まるばかりです。

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