JR九州が、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の専用ラウンジ「金星」を一般向けに期間限定でオープン。「金星カフェ&ストア」として、スイーツ、ドリンクの提供や、グッズ販売を行います。
JR九州は2018年6月26日(火)、博多駅にある豪華寝台列車「ななつ星in九州」の専用ラウンジ「金星」を、期間限定で一般向けにオープンすると発表しました。
普段は「ななつ星in九州」の乗客が使用している専用ラウンジ「金星」(画像:JR九州)。
専用ラウンジ「金星」は、「ななつ星」と同様、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザイン。JR九州によると、名前は「ご乗車のお客さまが最初に集う特別な場所であることから、夜空に輝く一番星(宵の明星)『金星』と名づけられました」といいます。
普段、この「金星」は「ななつ星」の乗客専用ですが、今回は、同列車の車両検査のタイミングにあわせて、初めて一般向けに「金星カフェ&ストア」としてオープンします。
場所は博多駅3階の「博多シティ3階改札口」横。営業日時は6月29日(金)から7月7日(土)までの9日間、各日11時から16時半までです。ただし7月2日(月)から5日(木)まではカフェ営業はせず、ストアとしてグッズ販売のみ行います。
スイーツは3種類を用意 ピアノ演奏も予定カフェは、「ななつ星」車内で提供されているスイーツとドリンクを提供。メニューとして「ななつ星スイーツセット」(税込1500円)が用意されます。スイーツは、フランス菓子16区の「ダックワーズ」、方寸の「星のもなか」、レストランジョルジュマルソーの「レーズンウィッチ」から、ドリンクは「ななつ星オリジナルブレンドコーヒー」「ななつ星の紅茶」、田島柑橘園&加工所の「セニョリータ陽子」、JA全農おおいたの「かぼすの秘密」、下堂薗の「ボトリング吟穣茶」など9種からそれぞれ選べます。ドリンクの単品は800円(税込)です。
カフェの利用は原則1組1時間まで。事前予約はなく、混雑状況により整理券が配布されます。また、カフェ営業日には正午、13時半、15時の1日3回、ピアノ演奏が予定されています。

ラウンジ「金星」(画像:JR九州)。

新発売の「ななつ星タンブラー」2種類(画像:JR九州)。

ストアでは、「ななつ星」のオリジナルグッズを販売。コーヒー(3000円)、紅茶(2500円)、カレー(1200円)、ビーフシチュー(1200円)、エプロン(1万円)、Tシャツ(黒・白、各4500円)、トートバッグ(3500円)、くまモンキーリング(シュタイフ社製、3万円)などに加え、新発売のタンブラー(2種類、各2000円)も並びます。
タンブラーは「ななつ星」のロゴを散りばめたデザインと、華やかなモザイク柄の2種類。容量は260mlです。「金星カフェ&ストア」で先行販売されたあと、7月14日(土)から「ななつ星」の車内や、公式販売サイト「ななつ星Gallery」で販売されます。
JR九州によると、「金星カフェ&ストア」は当初、2017年に実施する予定でしたが、同年7月の九州北部豪雨によりいったん中止になっていたといいます。今回、晴れてオープンする「金星カフェ&ストア」について、「皆さまのお越しをお待ちしております」としています。

博多駅3階の「博多シティ3階改札口」横にあるラウンジ「金星」(画像:JR九州)。