JR九州ホテルズが新たに展開する、同社最上級の宿泊主体型ホテル「THE BLOSSOM」。その最初の施設である「THE BLOSSOM HIBIYA」へ実際に宿泊したところ「トレインビュー」も可能で、高層階の部屋には東京の絶景が待っていました。
JR九州ホテルズが、同社最上級ブランドとなるアッパーアップスケールの宿泊主体型ホテル「THE BLOSSOM(ザ・ブラッサム)」を新たに展開。2019年8月20日(火)、その嚆矢(こうし)として東京都心に「THE BLOSSOM HIBIYA(ザ・ブラッサム・日比谷)」をオープンさせます。
「THE BLOSSOM」のブランドコンセプトは「この旅に、この地にひらく感動の花を。」(2019年8月、恵 知仁撮影)。
人口減少時代、JR九州グループは九州エリアを地盤としつつも、そこだけでは事業展開に難しさがあるなか、ホテルであればさまざまな場所へ進出できる、というところから誕生するものです。
山手線の内側、JR新橋駅から約5分全255室のそのホテルへ、オープン前に試泊することができました。

「THE BLOSSOM HIBIYA」の外観(2019年8月、恵 知仁撮影)。
場所はJR新橋駅から北西、日比谷公園のほうへ歩いて約5分。地上27階建ての建物の、18階から27階が「THE BLOSSOM HIBIYA」です。
展望台のようなロビー

「THE BLOSSOM HIBIYA」ロビーからの眺望。東京タワーなどが見える(2019年8月、恵 知仁撮影)。
フロントがある18階でエレベーターを降りると、印象的だったのは開放感。高い天井、大きな窓、その向こうには東京タワーや虎ノ門ヒルズといった都会の大パノラマが広がっていました。

「THE BLOSSOM HIBIYA」のロビー・フロント(2019年8月、恵 知仁撮影)。
ホテルがあるエリアは、明治時代に鹿鳴館が設けられた古今東西の歴史や文化が交わる場所、ということから、そのデザインコンセプトは「世界・日本・九州を繋ぎ、人・歴史・文化の集うホテル」だそうです。
夜景が圧巻! いざ「THE BLOSSOM HIBIYA」に泊まる

「THE BLOSSOM HIBIYA」のスタンダードツイン(2019年8月、恵 知仁撮影)。
宿泊した部屋は、25階にあるスタンダードツイン。文字通り、このホテルで最も数が多い(123室)スタンダードな部屋ですが、25平米の広さがあります。ベッド幅は120cm×200cmです。
トレインビュー!

「THE BLOSSOM HIBIYA」25階の客室から見た風景。東京タワーや新幹線(左奥)が見える(2019年8月、恵 知仁撮影)。
中に入って、カーテンを開けると、そこは展望台のようでした。足元まで広がる窓の向こうには、白い大蛇のようにうねりながら走り去っていく東海道新幹線N700系や東海道線、山手線、京浜東北線、ゆりかもめの姿も。
消えていく尾灯

「THE BLOSSOM HIBIYA」25階の客室から見た夜景(2019年8月、恵 知仁撮影)。
夜になると、街明かりのなか、赤い尾灯をたなびかせて消えていく列車たち。

かしわめしなど九州の味覚も用意されている「THE BLOSSOM HIBIYA」の朝食ビュフェ(2019年8月、恵 知仁撮影)。
楽しい夜が明けて、朝食会場のレストラン「十十六(そとろく)」へ向かうと、和洋食ビュフェスタイルのなかに、九州の味も用意されていました。きびなごの唐揚げ、豚の角煮、かしわめし、明太子、いかしゅうまい、八女緑茶、日向夏アイスティー……。料金は、宿泊者だと大人(13歳以上)2500円、子ども(7~12歳)1500円で未就学児は無料。外来は大人3000円、子ども1800円、未就学児無料です。
このレストランでは、宿泊者以外の利用も想定したランチやディナーの営業も行っており、夜は九州のお酒も用意しているとのこと。
ITホテル

「THE BLOSSOM HIBIYA」の部屋に備えられているタブレット(2019年8月、恵 知仁撮影)。
部屋にはタブレットが備えられており、それを使ってエアコンや照明を調整。レストランやコインランドリーの混雑具合も知ることが可能です。

「THE BLOSSOM HIBIYA」のロビー・フロント(2019年8月、恵 知仁撮影)。
このスタンダードツインの部屋は、正規料金が1泊4万4400円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)ですが、2019年12月27日までは開業記念プランを用意しており、朝食付きで2万3700円から利用できるそうです。
9種類ある「THE BLOSSOM HIBIYA」の客室「THE BLOSSOM HIBIYA」には全255室、22平米から61平米まで、9種類の部屋が用意されています。
スタンダードダブル

「THE BLOSSOM HIBIYA」のスタンダードダブル。窓の外には日比谷公園(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積22平米、ベッド幅160cm×200cmで、80室あります。正規料金が1泊4万円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)、開業記念プランは朝食付き2万500円から利用できるそうです。
スーペリアダブル

「THE BLOSSOM HIBIYA」のスーペリアダブル(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積25平米、ベッド幅180cm×200cmで、15室あります。

「THE BLOSSOM HIBIYA」のデラックスダブル(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積31平米、ベッド幅180cm×200cmで、10室あります。正規料金が1泊4万6900円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)、開業記念プランは朝食付き2万6200円から利用できるそうです。
デラックスツイン

「THE BLOSSOM HIBIYA」のデラックスツイン(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積34平米、ベッド幅120cm×200cmで、10室あります。正規料金が1泊4万9900円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)、開業記念プランは朝食付き3万3100円から利用できるそうです。
「THE BLOSSOM HIBIYA」最高級の部屋へ!「THE BLOSSOM HIBIYA」には、50平米を越える最高級の部屋「プレミアムダブル」「プレミアムツイン」がそれぞれ6室、用意されています。
プレミアムダブル

ジュニアスイートのようになっている「THE BLOSSOM HIBIYA」のプレミアムダブル(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積53平米、ベッド幅180cm×210cmで、6室あります。正規料金が1泊9万600円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)、開業記念プランは朝食付き6万3100円から利用できるそうです。
プレミアムツイン

ジュニアスイートのようになっている「THE BLOSSOM HIBIYA」のプレミアムツイン(2019年8月、恵 知仁撮影)。
客室面積61平米、ベッド幅120cm×210cmで、6室あります。正規料金が1泊9万7200円(2人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)、開業記念プランは朝食付き6万9700円から利用できるそうです。
ユニバーサルシングル&ユニバーサルダブル

「THE BLOSSOM HIBIYA」のユニバーサルシングル(2019年8月、恵 知仁撮影)。
バリアフリーに配慮されたユニバーサルシングルは客室面積22平米、ベッド幅120cm×200cmで、4室あります。正規料金は1泊3万3200円(1人利用の場合のルームチャージ。消費税、東京都宿泊税込み)。ユニバーサルダブルもあり、こちらは客室面積31平米が1室で、正規料金は1泊4万4400円(2人利用の場合のルームチャージ。

「THE BLOSSOM HIBIYA」のフィットネスルーム(2019年8月、恵 知仁撮影)。
宿泊者は無料で利用できるフィットネスルームも用意されており、最新のトレーニングマシンやエアロバイク、カーディオマシンを完備しているといいます。
9月には博多にも開業宿泊主体型のJR九州グループ最上級ホテル「THE BLOSSOM」は、「HIBIYA」に続いて2019年9月25日(水)、福岡市の博多駅前に「THE BLOSSOM HAKATA Premier」が開業する予定。また2021年春には、熊本駅前に「THE BLOSSOM KUMAMOTO(仮称)」のオープン計画もあります。

厨房が見える「THE BLOSSOM HIBIYA」のレストラン「十十六(そとろく)」(2019年8月、恵 知仁撮影)。
ちなみにJR九州グループは、世界的に知られているホテルと提携し、この「THE BLOSSOM」さらに上級のラグジュアリーホテルを展開する計画もあるそうです。