新幹線で窓側と通路側、どちらを選ぶかについてアンケートを実施したところ、8割が窓側を選択。最も多かった理由は「車窓を楽しめるから」でしたが、一方、2割の人が選んだ「通路側」も、もっともな理由がありました。
「乗りものニュース」では2019年10月29日(火)から30日(水)にかけて、「新幹線に1人で乗るとき、『窓側』と『通路側』どちらの席を選ぶか?」という「新幹線の座席選び」に関するアンケートを実施。2361人から回答が集まりました。
新幹線で座るなら窓側か、通路側か(2019年2月、草町義和撮影)。
その結果、「窓側」を選んだ人は全体の79.5%(1878人)でした。男女別に見ると、男性は79.9%、女性は76.1%で、男性が少し高い結果に。窓側を選ぶ理由(複数回答)として一番多かったのが、「車窓を楽しめるから」で85.3%、続いて「コンセントが使えるから」55.8%、「端が落ち着くから」47.1%です。そのほかの自由回答では、以下の声もありました。
・窓際にペットポトルやスマホを置ける。あと寝やすい(40~44歳、男性)
・冬時にコートかけられるから(45~49歳、男性)
・壁(窓?)にもたれかかって寝られるから。(45~49歳、女性)
・身体が大きいので通路側だと人に当たる事があるから(40~44歳、男性)
・通路側の時、窓側の人がソワソワして何度も避けなければなくて落ち着かなかった事があったため。マイペースで過ごしたいから。(45~49歳、女性)
一方、「通路側」を選んだ人は20.5%(483人)でした。
・喫煙スペースに行きやすいから。(50~54歳、男性)
・体が大きく通路に出せるので(35~39歳、男性)
・車両の中心に近いところが酔いにくいから。(20~24歳、男性)
・電話に出やすい(45~49歳、男性)
・見たい景色の所で自由にデッキに出られるから(20~24歳、男性)

新幹線に乗るとき、窓側と通路側、どちらを選びますか(乗りものニュース編集部作成)。
ちなみに「通路側」を選んだ人を年齢別に見ると、19歳以下は10.6%だったのに対し、70歳以上は35.7%です。歳をとるほど通路側を選ぶ傾向があることがうかがえます。
なお、「B席 幅が広いから」と、3人掛け座席中央の席を選ぶと自由回答で書いた人もいました。実際、たとえば東海道・山陽新幹線のN700系電車の場合、B席は幅が46cmで、ほかのA、C、D、E席より2cm広くなっています。
●アンケート実施概要
・調査期間:2019年10月29日(火)20時ごろから10月30日(水)20時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:2361