空港の保安検査で手荷物を放棄した経験に関するアンケートを実施。ライターやはさみをはじめ、工具や員宿物、歯磨き粉など様々な物を手放したエピソードが寄せられました。
「乗りものニュース」では2020年5月30日(土)から6月1日(月)にかけて、空港の保安検査で手荷物を放棄した経験に関するアンケートを実施。398人から回答が集まりました。
空港の保安検査場のイメージ(画像:写真AC)。
飛行機に乗るときに、空港の保安検査場で機内に持ち込めない手荷物を放棄した経験がある人に、放棄した物を質問したところ、以下のような回答が集まりました。抜粋して紹介します。
多数の人が放棄した物・ライター(40~44歳、男性ほか)
・水やジュースなどのペットボトル飲料(45~49歳、女性ほか)
・モバイルバッテリー(45~49歳、男性ほか)
・はさみ、カッターナイフ(20~24歳、男性ほか)
・十徳ナイフ、アーミーナイフ、果物ナイフ(45~49歳、女性ほか)
・歯磨き粉(50~54歳、男性ほか)
・レンチ、スパナなどの工具(30~34歳、男性ほか)
・メガネの曇り止めスプレー(55~59歳、男性)
・さば缶(40~44歳、男性)
・レトルトカレー(55~59歳、男性)
・飲泉可能な温泉水(45~49歳、男性)
・鶏の脚(40~44歳、女性)
・グリーンマンゴー(65~69歳、男性)
・開封済の瓶入りの焼酎(45~49歳、男性)
・ワイン(55~59歳、男性)
空港の保安検査で、機内に持ち込めない手荷物を手放した際のエピソードも寄せられました。一部を紹介します。
保安検査場で飲食物を放棄したエピソード・タイの空港で、間違えて500mlペットボトルを持ち込み手荷物に入れてしまい、係員に容赦なく捨てられた。100円にもならないペットボトルだけども、なんか悲しくなった。(35~39歳、男性)
・北海道限定の「いろはす ハスカップ味」をちょこっと飲んでカバンにしまい新千歳空港へ移動。保安検査場の手前に着いて、念のためカバンの中を見たら、その「いろはす」が出てきました。泣く泣くトイレでそれを流しました。
・アメリカの親戚におみやげとして日本限定のペットボトルのコーラを手荷物に入れて持ち込もうとしたら、保安検査場で止められた。国内線は大丈夫だったのでその感覚で持ち込んでしまった。(50~54歳、男性)
・シンガポール旅行で購入したラー油をデイバッグに放り込んでいたのが見つかり、その場で没収された。妻に食べさせたかった。残念無念。(65~69歳、男性)保安検査場で刃物を放棄したエピソード
・カッターナイフで、「刃だけ捨てるから本体だけでも持ち込ませてほしい」と言ったが駄目でした。(30~34歳、男性)
・禁止品を持ってる意識が全くなく、受けた香港のX線検査で、発見したスタッフの「knife」という勝ち誇るような響きが、12年経っても鮮明に残っています。(60~64歳、男性)
・愛用の手帳バサミは、飛行機に乗る時は絶対に自宅に置いてくるようにしてたのに、その日はなぜか手帳に挟みっぱなし。やっちゃった……と思ったけど、日帰りで手荷物のみだったので泣く泣く手放しました。後日、写真を元に刃物屋さんで特注再現して貰いましたが、長年の愛用品に敵わない感じがするのです。(40~44歳、女性)
空港の保安検査で、機内に持ち込めない手荷物を手放した際のエピソードは、飲食物や刃物のほかにも寄せられています。
・仕事で一時期住んでいた場所の成人式でもらった鉢植えのサボテンですが、転勤の際に飛行機に乗せられず放棄しました。(40~44歳、男性)
・国際線で100ml超の液体は持ち込みNGと知っていましたが、チューブの歯磨き粉が該当するとは思わなかった。免税店で買い直しました。(50~54歳、男性)
・紐を引っ張ったら温まる駅弁を札幌から家まで持って帰ろうとしたら検査で引っ掛かり、発熱材を外した状態で返してもらいました。(50~54歳、男性)
・ターボライターを空港で買って、直後に没収された。(40~44歳、男性)
・キャンプ用ガスカートリッジを羽田で帰りに受け取れると言われたのですが、見事に忘れてそのまま帰宅しました!(45~49歳、男性)
寄せられた回答では、はさみやカッターを普段の筆入れに入れていたことを忘れていた、といった「うっかり」ケースが多くみられました。
なお参考までに、「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)フォロワーなどを対象に行った今回のアンケートで「「飛行機に乗るときに、空港の保安検査場で機内に持ち込めない手荷物を放棄した経験はありますか?」の質問では、「ある」が45.2%、「ない」が54.8%でした。
●アンケート実施概要
・調査期間:2020年5月30日(土)19時ごろから6月1日(月)10時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:398