被害状況の確認が進んでいます。

九州の鉄道「当分運休」の区間は 橋流失・土砂流入など各所で豪...の画像はこちら >>

被災したJR肥薩線の球磨川第一橋梁(画像:JR九州)。

7月10日午前9時現在の被害状況

 2020年7月3日(金)からの大雨に伴い、九州を中心に鉄道にも被害が出ています。九州の鉄道で運転再開の見通しが立っていない線区は次のとおりです(10日午前9時現在)。

●JR鹿児島本線
・玉名~肥後伊倉間で土砂流入のため、長洲~植木間で当分の間、運休。
・川内~鹿児島中央間の複数個所で土砂流入・流出のため、当分の間、運休。

●JR久大本線
・豊後中村~野矢間で第二野上川橋梁(きょうりょう)流失のため、日田~向之原間で当分の間、運休。

●JR肥薩線
・八代~吉松間で球磨川第一橋梁や第二球磨川橋梁流失、線路冠水などのため、同区間で当分の間、運休。

●JR日南線
・南郷~志布志間の複数個所で土砂流入のため、同区間で当分の間、運休。

●くま川鉄道湯前線
・人吉温泉駅構内で線路冠水と土砂流入、川村~肥後西村間で球磨川第四橋梁流出のため、人吉温泉~湯前間の全線で当分の間、運休。

●肥薩おれんじ鉄道線
・7日(火)現在、八代~米ノ津間の45か所で土砂流入や道床流出などの被害を確認。同区間で当分の間、運休。通学利用者向けにバス代行輸送を検討中。

●平成筑豊鉄道田川線
・崎山駅~源じいの森間で落石が確認され崩落のおそれがあり、犀川~油須原間で運行再開の見通し立たず。

13日(月)から犀川~油須原間でバス代行輸送を予定。

 このほか、天候にあわせて運転見合わせや減便している区間もあります。JR九州は「連日の大雨の影響により、災害等の状況が把握できていない線区があり、運転再開に時間を要する場合があります」としています。

※一部修正しました(7月10日21時23分)。

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