BS日テレでスタートした新番組「友近・礼二の妄想トレイン」。「誰も旅に出ない旅番組」はどう撮影し、番組にするのでしょうか。

第3回の収録現場を取材し、MCの友近さんと中川家礼二さんにも話を聞きました。

「誰も旅に出ない旅番組」って?

 BS日テレで2020年6月8日(月)にスタートした、テーマを決めて机上旅行を楽しむ番組「友近・礼二の妄想トレイン」。この“旅をしない旅番組”の撮影はどのように行われているのか、東京都内のスタジオで実施された第10回(8月17日〈月〉放送)の収録を取材しました(取材日は4月1日)。

 テーマは「ワイン列車/信州」。MCの友近さんと中川家礼二さん、ゲストの佐藤栞里さんと南田裕介さん、そしてアシスタントの久野知美さんの一行が、東京から中央線で長野を目指します。

「入線(列車がホームへ入ってくること)から見ないと!」(南田裕介さん)

「この山賊の場合は、まずつゆで口を潤わせて、その場でジャンプを繰り返し、胃の中を下に落とします!」(佐藤栞里さん)

「改札前で野菜を売ってたりね」(中川家礼二さん)
「そうそう!」(南田裕介さん)

「みんなで写真を撮りませんか?」(佐藤栞里さん)

「誰も旅に出ない旅番組」とは何なのか? その収録現場へ行って...の画像はこちら >>

「友近・礼二の妄想トレイン」第10回の収録風景(恵 知仁撮影)。

 ネタバレになるため細かくは触れませんが、鉄道ファンとして知られる礼二さんと南田さん、久野さんと、旅好きの友近さんと佐藤さんによる「妄想の鉄道旅行」。ときに身振り手振り、歌をまじえ、盛り上がっていました。約90分にわたり。

 収録後、それについて友近さんは「長野はなかなか知識がなく、あまり行ったことがないのですが、収録が始まるといろいろ思い出すこと、質問することが出てきましたね」と、礼二さんは「また違う旅のパターンもありますしね。たとえば、中央線でなく新幹線で行ったり、軽井沢で降りてしなの鉄道で行ったり……。番組を見ている人が『自分だったらこうする』を考え、楽しむこともできるんじゃないでしょうか」と話します。

「あえて駅でパパッと食べる旅もいいな~」

「ワイン列車/信州」がテーマだった、「友近・礼二の妄想トレイン」第10回の妄想旅行。収録後、MCの友近さんと礼二さんに「実際にしてみたいこと」を聞いたところ、まずふたりとも「そばは食べてみたい」とのこと。

 妄想に登場したのは、某駅の立ち食いそば。友近さんは普段から駅の立ち食いそばを食べるそうで、「本格的なそばもいいけど、あえて駅でパパッと食べる旅もいいな~」と言います。

 また礼二さんは「気球」「長野電鉄の小布施で途中下車して栗を食べる」、友近さんは「一番はワインの電車(北信濃ワインバレー列車)かな」と、今回の妄想旅で触れられた内容のうち「実際にしてみたいこと」を挙げます。

「誰も旅に出ない旅番組」とは何なのか? その収録現場へ行ってみた

「友近・礼二の妄想トレイン」第10回の収録風景(恵 知仁撮影)。

 旅好きという友近さんは、特にファンというわけではなくとも「鉄道」に興味があるそうで、時刻表を持っているほか、鉄道雑誌を買い「こんな電車があるんやな~」と楽しんでいるとのこと。また、JR九州「A列車で行こう」や京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」といった観光列車で、鉄道の旅をしたこともあるそうです。

 ちなみに礼二さんは観光列車について、えちごトキめき鉄道の「雪月花」がお気に入りといい、番組のロケでもプライベートでも乗ったとか。

 今回取材したBS日テレの番組「友近・礼二の妄想トレイン」第10回は、8月17日(月)の21時から放送予定です。

編集部おすすめ