2月23日、「第5回 大分オフショアジギング大会」が開催された。大分沖の船釣りでのジギングを盛り上げるためにSOYAMARU、オッターテイル、釣吉丸など遊漁船8隻が参加し、釣り人は86人がエントリーする大規模な大会。

ブリ1尾の重量を競った。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

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大分オフショアジギング大会

大分オフショアジギング大会は告知から僅か4日で定員いっぱいになる好評ぶり。大分市家島が受付会場で、参加船はSOYAMARU(第一、第二の2隻)、オッターテイル、釣吉丸、ちどり丸、照陽、海王丸、栄光丸。

受け付け開始は午前6時だが、午前5時前には参加者が続々と来場。船選びの順番を決める抽選などを終え、乗船する船が決まるころに空も白んでいた。

大分オフショアジギング大会レポート 定員86人が4日間でいっぱいに
郷原未来さん(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

それぞれの戦略で実釣開始

午前7時に一斉に出船。空は晴れているが沖へと進むほどに波は高くなる。船長それぞれの戦略でポイントに目指す。記者が乗船した第一SOYAMARU(三ヶ尻船長)は地元の漁師の話も参考にしている様子。

潮は満ち潮が動いている。午前8時ごろから釣りを開始。メタルジグは180g前後を使う人が多く、スピニングリールタックルでサオをひとシャクリしてリールのハンドルを1回転するワンピッチジャークをする人もいればベイトタックルでスロージギングをする人、モーターの巻き上げ音を高鳴らしてサオをシャクっている電動ジギングの人もいて、釣り方はさまざま。

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親子で参加の永山さん(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

4kg超ブリからヒット

船長から「底から15mくらいまで反応が出ている」とのアナウンス。しばらくすると2人連続してヒット。取り込んだのは4kgを超えていそうなブリ。

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で朝イチにブリが連続でヒット(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

しばらく型を狙っていたが継続しない。無線連絡で状況が良い船がいるので、そちらに移動する。そこでは1kg前後のヤズ(ブリの若魚)が好調。

親子で参加していた永山一智さん、智樹くん。お父さんのサポートを受けながらも1人でスピニングリールタックルをシャクっていた智樹くんがキャッチしたのはアラカブ。

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智樹くんとアラカブ(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

このころ無線で「ちどり丸でイシダイが上がった」との連絡が入った。ジギングでイシダイが釣れることは珍しい。〝珍魚賞にエントリーするのでは〟と話題に。

全員安打で再び型狙い

全員に釣果ができたところで再び型狙いに。8kgのブリが釣れた、との漁師情報をもとに大移動。

他船の動向も気になるところ。朝に片道2時間かけて釣り場へと向かった船もいたようだ。

到着間もなくヒット。

船中に取り込まれたのは4kgクラスのブリ。状況を聞くと「ひと流し目でサオを3、4回シャクったくらいでヒットした」とのこと。

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大移動後の1投目にヒット(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

大会結果

昼1時30分に納竿。港に戻り検量を行う。

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検量中はうどんの炊き出しで温まった(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

大会結果は次の通り(順位、氏名、1尾重量=単位kg、敬称略)
①輿水俊伸5.45

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優勝した輿水さん(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)


②中原康太5.15

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準優勝した中原さん(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

③出口正二郎(チームKJ)5.05

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3位の出口さん(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

④春本武春4.85
⑤新浩和4.75
⑥坂本あきら4.35
⑦田中秀和4.3
⑧竹下昌利4
⑨谷郁夫3.9
⑩金田博文3.6

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イシダイも釣れていた(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)
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グッドサイズのサバ(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

珍魚賞にはイシダイ1.3kg、沖アラカブ1.5kg、サバ900g、ニベ4.7kg、アラカブなど入賞。全体でブリ~ヤズは65人が検量に持ち込んでいた。

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珍魚賞のアラカブとニベ(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

表彰式後に行われたジャンケン大会も盛り上がり、無事に終了した。

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大会参加者(撮影:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

<週刊つりニュース西部版編集部・立石 /TSURINEWS編>

▼この釣り船について:Soyamaru
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この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年3月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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