地元徳島・鳴門から友人のマイボートで鳴門海峡周辺へタイラバに出かけた。久しぶりの海は私たちを温かく迎えてくれ、ワニゴチやマダイが竿先を振るわせてくれた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
釣友のボートでタイラバ
釣友、宮脇さんは、地元鳴門市の大鳴マリーナに船を預けている。これまでよりも少し大きな船に乗りかえたと言うので、喜んでクルージング&釣りに連れて行ってもらうことにした。
宮脇さんと息子の勇希君も、私も一級小型船舶の免許を持っているので、ボートを操縦する人はたくさんいる。この日は免許持ち3人に加えて、宮脇君の友人の市川幹太郎君も加わり、4人でのタイラバ出船となった。
勇希君の操縦で、マリーナから内海を抜けて、小鳴門筋を走る。竜宮の磯を横目に、鳴門海峡大橋が見える場所に到着。200馬力の船外機はさすがに速い。ボートに羽根をつければ、空を飛ぶかもしれないくらいの安定性と速さである。

海峡南側でワニゴチ
鳴門海峡大橋の南側のポイントで、まずは様子見で、タイラバを投入し何か魚がいないか探っていく。すると、宮脇さんにアタリがあった。上がってきたのは、ワニゴチである。おいしい白身の魚である。とりあえずイケスに放り込んでおく。

ワニゴチの住みか?
その後、同じように勇希君にも市川君にも、ワニゴチがヒットした。

そして私にもワニゴチが引きを楽しませてくれる。
私に、またしてもワニゴチがヒットしてきた。強引にぶっこ抜こうとすると、ハリ外れで海にオートリリースとなった。「おいしく、ゴチになります」と言ったのが聞こえたので、ワニゴチは恐れをなしたのかもしれない。
海峡北側へ移動
しばらくしてポイント移動である。鳴門海峡大橋の下をくぐり抜けて、北側に位置する瀬戸内海側に移動する時には、まだ少し渦が巻いていた。
これに捕まりかけたが、何のその、200馬力はガガガー、ドンドンと、渦をやり過ごした。鳴門海峡は潮が速いので有名だが、この船とこの船外機なら、無理をしなければ、どこでも行き放題ではないかと思われた。
マダイポイントに突入
今度のポイントは、ゼンサと呼ばれる、海中に天然の大きな山が広がっているエリアを攻めることになった。市川君は連チャンでマダイを掛けていく。

市川君と勇希君のダブルヒットもあった。

そして宮脇さんは良型マダイをゲットである。

私には、マダイの若魚であるチャリコがタイラバに食ってきた。

「タイラバで、こんな小さいマダイを釣る方が難しいのに、浜ちゃんやるなあ」と宮脇さんが褒めてくれる。
マイボートの魅力
「私にも操縦させて」とお願いしてクルージング。近くに船がいない海の上を爽快に走るのは気持ちがいい。釣り船ではこうはいかないだろう。お客さんは魚を釣ることに必死で、船の上で食ったり飲んだり寝そべったりして遊んでいたら、お叱りを受けるかもしれない。
しかも、出船は午前7時30分くらいとゆっくり出船だ。これも釣友が船を持っているおかげである。
良型カレイもヒット
ポイントを移動すると、今度は勇希君に良型カレイが食ってきた。「タイラバは、万能仕掛けか。何でも食ってくるなあ」、「最近この手のカレイが多いのよ。この前も釣れたし」と宮脇さんが解説をしてくれた。

緊急事態宣言解除
緊急事態宣言解除になり、ユルユルと釣りに行こうと計画を錬っている方も多いことだろうと思う。私もその一人で、今は徳島県内の釣り場にだけしか行ってないが、政府発表によると、都道府県をまたぐ移動は6月1日から容認されるらしい。
東京、神奈川、埼玉、千葉4都県や北海道との往来は6月19日からOKとの指針が出た。
<濱堀秀規/TSURINEWS・WEBライター>
▼この釣り船について鳴門海峡周辺
出船場所:大鳴マリーナ