夏のキス釣り真っ盛り。本格的な投げ釣りではなくても、ルアーロッドなどを使ったチョイ投げで、キスがよく釣れるシーズンだ。

今回は、同釣り大好きな筆者のタックルボックスを紹介。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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チョイ投げに必要なアイテム

夏のチョイ投げでのキス釣りに持っていくアイテムは竿、リール、テンビン、仕掛けの他、ハサミやプライヤーなど。これに予備の仕掛けやラインなどを含めてもそんなに多くはない。他にはクーラーボックスやエサ箱、水汲みバケツなどがあればチョイ投げを楽しむことができる。

2WAYタイプのバッグが便利

元々、荷物自体が少なくて軽いので、収納としてはいつでも身体に付けておけるウエストバッグなどに全てを収納できる。特に筆者の場合は、ウエストバッグに肩掛けも付いた、2WAYタイプのウエストバッグを長年愛用していて重宝している。

と言うのも、ウエストベルトだけのタイプだと、少し重いもの、たとえばペットボトルなどを入れた時に、下がってくることがある。その点、ショルダーバッグのように肩掛けを利用できれば腰への負担をかなり軽減される。また両方のベルトを使用することで、身体により密着して、そのままでも釣りができる。

各アイテムの収納方法

さて、そんなウエストバッグでのチョイ投げ釣行における、筆者のコンパクトさを追求しながら、予備のアイテムなどもしっかりと持参しておける収納方法を紹介したい。

テンビン

テンビンはつねに形状を違えて数種類を持参している。重さとしては3~10号の固定式を愛用。種類としては脚が立つタイプ、浮力体が仕込まれていてテンビンそのものが水中で立つタイプ、着水音を小さくするために細い棒状のオモリに、脚の部分も非常に細い鋼線を使っているタイプなど。最近はL字型よりも逆V字型のテンビンを好んで使っている。

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テンビン用のケース(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

これらは仕切りのない小物ケースにざっと入れている。これでも絡むことなどはないので安心だ。

仕掛け

仕掛けのパーツとしては自作仕掛け、予備のハリ、万が一のための市販仕掛けを持参する。基本的に自作仕掛けがほとんどなのだが、仕掛け自体が短いので100均ショップで売っている、ジップ付きの小型ビニール袋(5cm×7cm程度)に仕掛けを丸めて入れる。

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自作仕掛け、ハリ、市販仕掛け(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

仕掛けを入れたビニール袋は、こちらも100均ショップのチャック付きバッグに入れることで、10枚程度を収納しても厚さは1cmに満たない。何ならズボンのポケットにでも入れられる大きさだ。

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100均のジップ付きビニール袋(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

また、自作仕掛けが根掛かりなどで多くなくなった時のために、予備として市販仕掛けを持参しておく。さらにはハリスが切れても、その先にハリが結べるようであれば、仕掛けを補修できるようバラバリも持参しておく。バラバリはその時の状況によって、形状や号数を変更することもあるので数種類を持参する。

ライン

ラインは大きく、ハリスとリーダーを持っている。ハリスはキス釣りなら1号と1.2号を多用するので、50m巻きのハリス、リーダーは専用ラインでも良いし、フロロカーボンハリスで2.5~3号を持っておけば事足りる。

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ラインはハリス用とリーダー用(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

その他アイテム

仕掛け類以外でウエストバッグに入れておきたいのは、ハサミ、プライヤー、フィッシュグリップだ。ハサミはもちろん仕掛けの補修などに必要なので必携。

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プライヤーなど(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

チョイ投げではハオコゼなど毒棘を持ったゲストも釣れることがあるため、サカナを直接触らなくてもハリが外せるプライヤーはあった方が良いだろう。フィッシュグリップは、キス釣りの場合にはあまり登場することはないが、ゲストの中には歯が鋭かったり、ヒレで手を切るなど危険なサカナも多いので持っておくことをオススメする。

クーラーボックスの工夫

ちなみに筆者がチョイ投げ用に持参するクーラーボックスは20lタイプで、中ブタが付いているもの。中ブタには木製エサ箱が2個と石粉の入ったケースがきっちりと収まるようなサイズをチョイス。

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中ブタへの収納(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

エサ箱の一つに石粉を入れ、もう一つのエサ箱には購入したゴカイを入れておき、数匹ずつを石粉のエサ箱に入れて使う。アタリが多い時は石粉のエサ箱のみを外に出して、クーラーの開け閉めを最小限にする。エサ箱はサカナと一緒になってしまわないのと、氷が溶けた水に浸からないためにも中ブタに入れておくことをオススメする。

キス以外の魚も狙う時

キス以外に、たとえば日暮れまで現場に居て、アナゴなどを狙う時にはテンビンと仕掛けは別のものを持参する。テンビンは遊動式でオモリは別に3~15号をケースに入れて持参する。オモリケースも100均ショップの仕切りケースを利用して号数別に入れ分けることで分かりやすく収納できる。

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アナゴ用のアイテム(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

仕掛けもターゲット別の仕掛けを、前述した小型ビニール袋に入れ分けておき、必要な仕掛けをまとめて入れておけば荷物にならない。

キス用とその他の2種類のターゲット用のアイテムをすべて入れ込んでも、ウエストバッグにはかなり余裕がある。この隙間には、飲料や夜釣りならヘッドランプなどを入れておけばよい。

あなたのタックルボックス見せてください:夏の「チョイ投げ」釣り
まとめるとバッグの中は余裕が…(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

クーラーボックスは夏場の釣りには必須。なので、竿、リール以外の釣りアイテムをウエストバッグ一つに収納することで片手に竿、片手にクーラーボックスを持って手軽に移動を繰り返して釣りができる。

この手軽さこそ、ライトなチョイ投げゲームの魅力でもあるので、ぜひ実践していただきたい。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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