秋の夜長は手軽に、超小型ジグを使った「陸っぱりマイクロゲーム」なんていかがでしょう?ということで、9月中旬に神奈川県横須賀市にある走水港周辺へ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・佐藤理)
走水港周辺でマイクロゲーム
9月中旬、神奈川県横須賀市の「走水港」周辺でマイクロゲーム。
案内してくれたのは、マルチルアーアングラーのゆっちさん。
まず、タックル。竿は全長1.8m前後で、ルアーウエイト表示が2~10g程度。持ち運びに便利なマルチピースロッド(4~5本継ぎ)が人気。リールは浅溝スプールのスピニングリールで2000番クラス。
この日、ゆっちさんは2021年にアブガルシアから100周年記念モデルとして発売予定の「ZENON2000S」を披露。クールなデザインで、プロトタイプはクラス最軽量の130g台という。

ミチイトはPEライン0.6号にリーダー(サキイト)はフロロカーボンライン1.5lb。PEラインは伸びがないのでアタリが取りやすく、しかも細いので飛距離がでる一方、リーダー結束が必須で覚える必要はある。方法はいろいろあるが、トリプルサージェンスノットが簡単でオススメ。
さらに、ジグヘッドやジグを結ぶときにもノットが必要。
1gのマイクロジグを使用
17時ごろ釣り場に到着。まだ、明るいのでアジやメバルには少し早いタイミング。そこで、時合いが来るまで小堤防でキャスト練習。

「エリアフィッシングの経験はある」と話す新井さんは1gのマイクロジグスリムを付けて投入。すると、ルアー着水からのフォール時間が長かったのか、さっそく根掛かりの洗礼。
豆アジをキャッチ
やがて、周囲が薄暗くなってくると、足元に豆アジの姿が見えた。付け直したジグを竿下に垂らして、チョンチョンと竿を上下~止めるを繰り返すとヒット。南蛮漬けサイズだが、まずは1魚種目をクリア。

この直前、ゆっちさんは小サバを釣って2魚種目。
日没後も豆アジのアタリ多数
完全に日が落ちて、常夜灯が点灯すると、ヘッドライトを装備して舟揚げ場にポイント移動。ゆっちさんは、メタルジグからジグヘッドのふわゆら1gに交換。ソフトルアーはハリ軸にまっすぐになるよう装着。曲がっていると、水中でクルクル回転してしまいアタッてこない。
着水後、すぐに巻き始めて表層引きで狙っていく。
移動後すぐ「おっ、アタッた。またアタッた」と、なにやらアタリッきりの様子。しかし、魚が小さいのかハリ掛かりしない。立ち位置は変えず、投入点をずらしながら狙っていくと、10cmほどのアジが食ってきた。

リフト&フォールでメバル
ひん繁にアタックしてくるのはこの魚か。表層にはアジが群れていると判断、そこで誘い方をリフト&フォールに変更。
一度ルアーを底に着けたら竿をあおってルアーを跳ね上げ、フケたミチイトを巻き取って竿を下げながら再び着底させる。これを続けていくと”コンッ”と今までと異なるシグナルが届く。「メバルきたかも」と、言いながら巻き上げると宣言通りの本命で3魚種目。

全員で6目達成!
このあと、足下の注意しながら舟揚げ場を平行移動。メバルを追加しながら新たな魚種を狙う。中間地点まできたとき、先行していた新井さんにも念願のメバル。さらに、ゆっちさんはカサゴをキャッチ。

あと1魚種で「五目達成」となるところだったが、ここで潮が下げ止まりとなってタイムアップ。ちなみに、もう一人の同行者がソイとアナハゼを上げていたので、アジ、サバ、メバルにカサゴと合わせれば6目。釣り方や誘い方によってターゲットを変えて釣るのも楽しい。
<週刊つりニュース関東版 佐藤理/TSURINEWS編>
▼この釣り場について走水港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年10月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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