奈良・布目ダムのヘラブナが絶好調だ。10月21日は朝から好ペース。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・久保一美)
布目ダムでヘラブナ釣り
当日は午前8時30分に、釣友の高浦さんと布目ダムのコスモス大公園にある、通称「Bワンド」に入釣した。平日でもあることから、先端に2人並んで釣り台をセットした。ヘラブナのもじりは意外に遠いことから、私は16尺、高浦さんは17尺の竿で浅ダナでの釣りを試してみることにした。

エサは凄フ400cc、グルバラ200cc、ガッテン200ccに水200ccでブレンドした後、バラケマッハ100ccを入れ、3、4分放置して完成したもので、両ダンゴでの釣りとした。タナは1.5本で、まずはヘラブナを寄せるため、ボソッ気のエサでコンスタントに打ち返した。
本命36cm登場
5分ほどエサ打ちした頃に隣の高浦さんから「ウキ近くで泡付けが出始めていますよ」と声がかかった。私の方は気配はないが、エサ打ち開始10分、落ち込みで「ツンッ」と入ったのでアワせたが乗らない。ジャミだろうと思い打ち返していると、直後にまったく同様のアタリで「ツンッ」と入った。
アワせてみるとジャミではなく、本命のヘラブナ36cmだった。一方、高浦さんもビシッとアワせ、同サイズをゲット。アタリはすべてエサがなじむ寸前に「ツン」と力強く入る。

午後から短竿で攻める
3時間ほどで私が7匹、高浦さんも5匹の釣果で昼食タイム。ただ、気になったのが昼前からもじりが、釣り台からわずか3mの場所であることから、後半戦は私が10.5尺、高浦さんが11尺の短竿にかえて攻めてみた。そして、やはりこの狙いが的中した。

狙い通りヘラ連発!
午後1時からはコンスタントに釣れ始め、2時頃から3時過ぎまではダブルも数回あり、わずか1時間ほどで私が17匹、高浦さんも33cm以上を連発させたり、ダブルでは満面の笑顔だ。

「久保さん、久しぶりに良い釣りですわ~」とのことだ。その後も、40cm級は出なかったが、4時には私が31匹、高浦さんは26匹を釣り上げていた。サイズは33~37cmで美形ベラが揃っていた。

布目ダム攻略のコツ
奈良・布目ダムは現在、副ダムは水位がやや低く、水面の藻や水草が多く釣りにくい状況。一方、本湖は全体的に良く、釣れるポイントさえ確保すれば33~43cmの美形ベラが釣れている。好ポイントは平日でも早朝から釣り人が多いのが現状だ。今後は水位も上昇していくので、さらによくなるだろう。
どのポイントでも一にも二にも狙ったタナへ、ヘラブナを寄せることが先決だ。したがって、両ダンゴでヘラブナを寄せ、「タナの上下動」をさせないこと。冬季になるまでは、タナは1.5~2本でよく釣れる。

そして、布目ダムのヘラブナはヘチも回遊するのを知っておきたい。10月21日の釣行でもそうであったが、特に水深のあるポイントや、ドン深のポイントでは、10尺前後の短竿でも十分釣れ、ヘラブナのサイズもかわらない。

また、11月1日からはワカサギ釣りもオープンするのでトラブルのないように楽しんでいただきたい。
<久保一美/TSURINEWS・WEBライター>
▼この釣り場について布目ダム
所在地:奈良県山辺郡山添村
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