今回は大型メバルに狙いを絞り、人気のエリアである三浦半島の磯を訪れた。ハイプレッシャーなエリアだが、何とか大型のメバルを手にすることができたのでリポートする。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)

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当日の条件とタックル

当日の条件は以下の通りであった。

・日時:4月3日 18時~23時
・天候:晴れ 南風3~4m/s
・潮回り:小潮 干潮14時50分 満潮22時30分

地磯メバリングで『尺メバル』キャッチ プラッギングで攻略【神奈川】
当日のタックル(作図:TSURINEWSライター山下洋太)

ポイントの特性

今回釣行した磯は地形変化に富んでいるため、大型メバルを狙うのには最高のポイントだ。このポイントは以下の3つの特性がある。

近くに深場がある

大型のメバルは普段深場に身を潜め、捕食のために浅場にくることが多い。今回のポイントは近い範囲にブレイクラインがあり、その先が深くなっている。そのため深場から浅場へ捕食のために移動している大型メバルが釣れる可能性が高い。

藻が多い

今回のポイントには藻場が所々にあり、そういったところをメバルが隠れ家にしていることが多い。こういったポイントではメバルの数が多いため、比較的釣りやすい。

ベイトフィッシュが豊富

またこのポイントには、大型メバルが捕食するベイトフィッシュも豊富で、特にワンドやスリットには常にベイトフィッシュが沢山いる。そのためこのエリアでは、スリットやワンドで大型のメバルをキャッチしたという話を耳にすることが多い。

明るい時間帯に事前チェックを

16時過ぎにポイントへ到着した。磯場では、明るい時間帯にポイントをチェックすることが必須である。ベイトの有無の確認とポイント選定することは勿論だが、ポイントへ入るまでの動線や足場が悪いかどうかを明るい時間帯にチェックしておくと安全に釣りをすることができる。

今回は明るい時間帯に4カ所ほどいい場所があったため、そのポイントを中心にランガンすることにした。

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ベイトフィネスタックルでランガン(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

藻場ではノーバイト

夕マヅメが絡む18時過ぎから遠浅の藻場で釣りを開始した。夕マヅメに釣れることもあるため、期待大でキャストを繰り返したが、何の反応もなく移動することにした。このポイントでは、ベイトフィッシュがほとんどおらず、それが釣れなかった理由だと考えられる。

ポイント移動で尺メバル!

藻場にはベイトフィッシュがあまりいなかったため、明るい時間帯にベイトフィッシュが豊富にいたポイントへ移動した。暗くなってもベイトが沢山水面にいることが確認できた。ただこのポイントにはシモリも海藻もない水深3~5mほどの場所で、正直全く期待していなかった。プラグは45mmのサスペンドペンシルを選択した。

1投目、まさかのバイトがあり、期待してなかったこともあり、ヒットさせることができず。2投目、またバイトがあり、フッキングが決まった。かなりドラグを絞めていたがラインを出されながら慎重にやり取りすると、大型のメバルが上がってきて何とかキャッチ。計測すると30cmぴったりで尺メバルであった。

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尺メバルをゲット(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

同行者にも良型連発!

その後も同じ場所で何回かバイトがあり、同行者も27.5cm、29cmのメバルをキャッチ。しかし筆者は4バイトもあり、2ヒットしたにもかかわらず、全てバラシという失態を犯してしまった。そのバラシが悪かったのか反応がなくなってきた。一旦ポイントを休ませるため、他のポイントへ移動した。

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同行者にも29cmの良型がヒット(提供:TSURINEWSライター山下洋太)

他のポイントでは無反応

明るい時間帯にベイトフィッシュが多く確認できたスリットを選んだ。いかにもな雰囲気があるにもかかわらず、数投するも何も反応がない。じっくりと水面を確認してみると、明るい時間帯にいたベイトフィッシュが全くいなくなっていた。これではダメだと思い、少し休憩し先ほどメバルを釣ったポイントへ戻ることにした。再度ポイントへ入り直したが、結果から言うと1バイトのみであった。こちらも数時間前にいたベイトフィッシュの数も少なくなっていた。反応が全くなくなったため、納竿とした。

ベイトの有無が重要

今回尺メバルをキャッチすることができたが、なぜ釣れたのか振り返るとベイトフィッシュが重要なキーとなっていたと思う。いかにも釣れそうな海藻帯やスリット、さらに数時間前にメバルの反応が多くあった場所でもベイトフィッシュがいないと全く反応がなかったことがそれを裏付けている。

当日は若干の南風で、ポイントは向かい風となる。

またメバルの反応が多かった時間帯が上潮であったことから、ベイトフィッシュが接岸しやすい条件が整っていた。このように複数の条件が重なると三浦半島のような激戦区でも、尺に近いような大型メバルが同行者と合わせて複数匹キャッチできることもあると学び、今後の釣りに大いに役に立つデータとなった。

<山下洋太/TSURINEWSライター>

▼この釣りばについて
三浦半島

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