東京湾の浦安、鶴見潮見橋、横浜山下橋、金沢八景では、主にメバルなどと一緒に狙うカサゴ。これからの季節夕涼みがてらに夜釣りも楽しめる『メバカサ』釣りの基本を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:一之瀬丸)
時間には余裕を持って
東京湾の夜メバル・カサゴは、土日祝出船となる場合が多いので要注意。また、出船時間は夕方になるので、普段行き慣れた船宿でも、渋滞にはまって遅刻しないように余裕を持って出かけよう。

夜メバカサのタックル
タックルは図を参照。基本は胴突き仕掛けを使う。

水深や潮の速さで使うオモリが異なる。東京湾奥と湾口では潮の速さが大きく変わる。

メバカサのエサ
エサはサバの切り身が一般的。夜釣りでは青イソメが基本。エサ付けはイラスト参照。冷凍イワシを1匹そのまま使う場合、ハリを下アゴから上アゴに抜く。

メバカサの釣り方
キモは「いかに魚の目の前にエサを持っていけるか」。魚は岩陰などに身を潜めており、目の前にきたエサを捕食するからだ。根の起伏や潮の速さ、船の流れ方によって釣り方を変えると釣果が伸びる。
一方、根の起伏が激しい場所や船の流れが速い時は、根掛かりするリスクはあるが、オモリが浮き上がらないように船の動きに合わせて竿先を送り込むことが大切。ここでのポイントはオモリを海底に着けて、静止時間を取ること。海底に仕掛けを置いたまま5~10秒ほど待って、アタリがなければ船下に大きく戻す。

この場合のアタリは間をおいたあとの誘い上げでくることが多い。よって、仕掛けを動かすときはゆっくりと大きく、魚にエサを追わせるイメージで行う。
アタリは明確で分かりやすい。ここで強くアワせすぎるとスッポ抜けることがある。アタリがあったら、あわてずに竿を立てて、引き込む魚の力でハリ掛かりを確実にするといい。
聞きアワセのスピードは竿が軟らかければ速めに、硬ければゆっくりと行う。カサゴは海底から引き離すと抵抗しなくなるので、一定のスピードでリールを巻く。
釣れたら、魚体に鋭いトゲがあるので、慣れないうちは魚を素手でつかまずに、メゴチバサミかタオルで押さえてハリを外すといい。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
▼この釣り船について:一之瀬丸
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