8月1日、相模湾でコマセのキハダマグロ・カツオが解禁。基本となる出船形態やタックル、仕掛けをおさらいしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
相模湾コマセキハダ&カツオタックル
詳細は下図参照。大物狙いのタックルとなるため、貸し竿の有無は要問い合わせ。竿を折るパワーを持った相手だけにそれなりのタックルで挑みたい。リールやミチイトは船宿で最低限の号数を指示することがあるのでそれに従うこと。

強烈な引きの対応策として、クッションゴムや遊動式天ビンなどが存在するが、オマツリや破損防止のため使用を制限していることがあるので乗船前に要確認。
仕掛け
カツオ、キハダで使い分ける。船上で作っている暇はないので事前にしっかりと作っておく。基本的には「掛けたら必ず上げる」というつもりで強い仕掛けで挑みたい。
エサ
エサは大粒オキアミを使用。1~3匹掛け程度。
ケガに注意
取り込み時、ハリスを手づかみしたときに急に魚が走ってケガすることも多い。釣り用のグローブを用意しておこう。滑り止めゴムの付いた軍手でも代用可。ハリスを指や手に巻き付けるのは絶対にしないこと。
コマセマグロ&カツオ釣り方
ハリにエサを付け、ビシにコマセのオキアミを詰める。合図がでたら竿はホルダーに置いたまま、リールのクラッチをオフ。「天ビン→ハリス」の順に投入し、船長の指示ダナまで仕掛けを落下させる。この時に「カツオなら~m、キハダなら~m」と魚種別に指示があることも。

一回のタナ取りでコマセをまき切るようにカゴの放出口は全開。仕掛けはあまり動かさず、静かに待つのが基本。食い渋るときやサメが多いときは、2回でまき切るようにして幅広く探る。
アタリ~やりとり
キメジやカツオはドラグフルロックで余計なラインを出さないようにして一気に取り込む。
大型と分かる場合は、逆に無理せずテンションを保ちながらファーストランが止まるまで待つ。そこから船長や仲乗りにアシストしてもらいながら距離を詰めていく。他の釣り人が掛けた場合は無用なオマツリを防ぐため、仕掛けを回収する指示が出ることもある。指示に従うこと。
出船状況
乗合の場合、不特定多数のニーズにこたえるため、キハダを主体に狙う船と、土産にカツオを満遍なく釣ってもらってチャンス次第でキハダも狙うといった具体に、複数隻出す船宿もある。不安があれば予約時に問い合わせを勧める。

また、すでに多数の予約でキャンセル待ち状態ということがあり得るが、誰にも邪魔されず確実に大物を狙いたいという人には仕立船がいい。小網代の太平丸や、小坪の椿丸などでは仕立専門で受け付け、予約状況などは要問い合わせ。
小坪の洋征丸や太郎丸では、状況に合わせて最適なターゲットを狙う。
茅ヶ崎のまごうの丸ではキハダ/カツオ船とカツオ/キハダ船の2隻体制で出船予定。ちがさき丸ではマグロカツオ船がスタート。状況次第では隻数を増やして出船。出船形態に関わらず両魚種に対応できる仕掛けやタックルが必須。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年8月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 【相模湾2021】キハダマグロ&カツオ解禁 コマセ釣りの基本を解説 first appeared on TSURINEWS.