秋の気配が深まり、だんだんと東京湾のLTアジの釣果が高位で安定してきた雰囲気となってきた。今回は、東京湾の代表的釣りであるLTアジの釣行記をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古谷健太)
吉野屋からLTアジ釣り
釣行日は10月8日、東京湾の老舗、浦安吉野屋さんからLTアジ船へ乗船した。当日は10月とはいえ日差しが強く、さらにほぼ無風で、半袖でも暑さを感じる陽気だった。
LTアジの仕掛
当日使用した仕掛は市販の3本バリ仕掛けで、エサは船宿で支給された赤タンとアオイソメの2種類。コマセも船宿のイワシミンチで、特別なことは何もしていない。

ポツポツ本命顔出し
出船から約40分程度で最初のポイントに到着である。最初のポイントでは4、5回コマセを打ち直したあたりで、アジからのコンタクトが得られるようになった。
しかし、活性としては低いとまではいかないが、高いともいえず、ぽつぽつといった感じの釣れ方である。
イソメよりも赤タンに好反応
最初は3本バリののうち2本にイソメ、1つに赤タンをつけていたが、あからさまに赤タンのハリばかりにアジがくるので全部のハリを赤タンにしたところ、ダブルやトリプルも出るようになった。
しかし、なかなか派手なアタリっぷりにはならないので1時間ほどでポイント移動、この時点で私の釣果は15匹程度であった。

ポイント移動でアタリ増加
移動してきた先には他の船も集まっており、各船がアンカーを打ってじっくり狙っていた。こちらの船もアンカーを打って釣り再開である。
やはり最初の3、4回コマセを打ちかえたあたりからアジの反応を得られるようになった。こちらのアジはサイズは少し物足りない感じではあったが、最初のポイントよりもアタリっぷりはよかった。
イソメにヒット集中
最初のポイントではあからさまに赤タンがヒットを生み出していたが、こちらでは逆転し、イソメばかりにアタリが出るようになった。食いがいいので手返しよくするために赤タンで食わせたいところだが、人間の都合通りにいかないもので、アジの都合に合わせてすべてのハリにイソメをつけることとした。
誘いがハマり入れ食いへ
しかし、コマセをまいてただ待っているだけでアタリが出るほど活性が高いというほどではない。周りの方はコマセをまいて置きザオで待っていたりするが、びっくりするほどアタリが出ていなかった。一方、私は常に誘いを続けていたためかアタリは途切れず、ほぼ入れ食いの状態となった。

入れ食いに
イソメがこの日の正解であること、そしてこの日にマッチする誘いにたどり着けたため、私は完全に無双状態に入っていた。ダブル、トリプルの連発となり、みるみるうちにクーラーがアジだらけになっていった。
153匹でサオ頭
最初のペースではどうなるかと思っていたが、終わってみれば全部で153匹という好釣果で納竿となり、サオ頭も頂いた。他の方たちの釣果を聞くと平均で60匹くらいといった雰囲気で、やはりその日のパターンにハマれるかどうかで大きな差が出ることを再認識する日となった。
ただ、東京湾のLTアジの近況を見ると連日トップは100匹超えを達成しており、東京湾全体のアジの活性はかなり高位で安定しているようである。

今後の展望
だんだんと冬が近づき、釣りものが限られてくる時期が近づいてくるが、東京湾のアジは冬でも関係なしに釣り人を迎えてくれる。高位が続いているうちにぜひとも挑戦してみてほしい。
<古谷健太/TSURINEWSライター>
▼この釣り船について浦安吉野屋
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