釣友がお孫さんをはじめ息子さん・姪っ子さんと一緒に楽しんだファミリーフィッシングの模様を取材させていただいた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確...の画像はこちら >>

親族三世代でコマセ五目

今回筆者の釣友・寺さんは息子さんと小学2年生のお孫さん・悠君と姪っ子さんの4人で家族・親戚三世代での釣行を計画。

悠君は寺さんの影響もあってかお魚大好き・魚釣りも大好きな男の子だ。

昨年の東京湾のLTアジでの船釣りデビューに続いて今回船釣り2回目となる悠君。とにかくなんか釣らせて釣りの楽しさを味わってもらいたいという寺さん、チャーター船であれば他の乗客に迷惑をかけることもないだろうと考え、西伊豆の権助丸を予約した。

以前から馴染みの渡邉船長に事前に相談し、小学校低学年のお孫さんがいることも快諾いただき、釣り物はイサキ狙いのコマセ五目となったようだ。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
親族三世代で釣行(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

権助丸の紹介

権助丸は西伊豆松崎港を拠点とするチャーター専門船。今回のようなビギナー向けのファミリーフィッシングからベテラン釣り師向けのマニアックな釣りまで、要望に応じてしっかりガイドしてくれる。船長・船長代理である息子さん・中乗りさんもみなさん人柄もよく、トラブル時も親切に面倒を見てくれます。小さなお子さんの船釣りデビューにも最適。

西伊豆地区は首都圏からも意外とアクセスがよく、東京都心からの距離は約200km。早朝などの道路が空いている時間帯であれば車での移動時間は約3時間30分程度だ。半日便4時間、1日便7時間くらいの釣行時間を考慮しても、日帰り釣行が可能。

最近はアジをベイトにする『喰わせサビキ』の青物狙いが好調とのことなので、こちらもぜひチャレンジしてみたいものだ。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
利用した権助丸(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

当日の状況と仕掛け

10月某日。前々日までは12月並みの寒さが続いていたが、当日は快晴で気温15度、波も0.2m。風は予報で6mと心配したが、東風のため西伊豆エリアは風裏となり、ほとんど影響もなく絶好のコンディションとなった。

当日の仕掛け

釣ザオやリールはもちろん自前でもいいのだが、今回は船長に相談し、全員オールレンタルに。人数が多くても小荷物でいいのでラクチンだ。帰宅後のタックルの片付けもカンタン。しかもレンタルながらリールにカウンターがついているのでビギナーでもタナがとりやすい。

仕掛けはオマツリやトラブルが少ないようにと船長お手製の初心者向け5m1本バリ。

釣り方

釣り方は船長指示ダナプラス5mまで仕掛けを落とし、コマセを振って2m、3mと巻き上げる度にコマセをまいて指示ダナでアタリを待つ。

松崎港から出船

朝5時半、松崎港集合。6時出船。船長のレクチャーを受け、いざ釣り場へ移動。約15分後あっという間にポイント到着。出港時薄雲がかかっていた富士山も釣り始めには頂上に雪を携えた雄姿を現し、今回の釣行を後押しするかのような絶景。

この地区はスキューバダイビングやシーカヤックなどでも人気のエリア。観光客も多く訪れるほどの見事な景観で海の透明度も高い。

釣りを抜きにしても気持ちがいい。もちろんファミリーフィッシングにも最高の海域である。

朝イチのポイントは浅場。タナの水深は20m。二枚潮の影響か、アタリが分かりにくく渋い出だしとなった。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
ポイントから見えた富士山(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

多魚種顔出し

ファーストヒットは何度か釣り経験のある息子さんで、上がったのはアジ。本命イサキもファーストキャッチは息子さん。

自分の息子である悠君の前で親の偉大さを見せつけた。

悠君はゲストのフグが釣れて喜んでいたが、海に戻したため不満気。子供には魚を差別する邪念がないようだ。この日、寺さんはサオを出さずに悠君のサポート、いわゆる孫活に専念。  

大型魚も登場

約1時間が経過し、船釣り2回目の姪っ子さんが50cmクラスのウスバハギを立て続けに2匹ゲット。思わぬ大物ゲストに皆大喝采で自分も続けと集中力が高まる。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
大型ウスバハギ登場(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

このあと悠君がついに本命のイサキをキャッチ。

悠君的にはファイト中かなりの重量感だったようだ。息も荒く、声も弾む。

その後、悠君にかなり強い引きがあり興奮する場面もあった。ハリス切れで獲物は上がらなかったがテンションはあがり船上も沸いた。

ポイント移動で連チャンモード

船長も何とかイサキのキープ数を増やしたいとポイントを探し、水深50mのやや深めのポイントに移動。

この移動が的中。連チャンモードに突入し、最後の流しでは3人同時トリプルヒットで盛り上がった。寺さんもしばしお孫さんのサオを拝借して本気モードでイサキ8匹お土産確保した。

最終釣果

あっという間に時は過ぎ、10時前に納竿で帰港。船中釣果はイサキ16匹・ウスバハギ2匹とアジ1匹。めでたく全員本命キャッチ。お孫さんの悠君の釣果はイサキ2匹で大はしゃぎ。船上では釣った魚に餌をあげたり、観察にも忙しい様子だった。息子さんはイサキ3匹アジ1匹。姪っ子さんはイサキ3匹とウスバハギ2匹。

午前便の短時間釣行でビギナー中心、一本バリ仕掛けというなか、家族で食べるのには充分な釣果。釣果もさることながら終始楽しい大満足のファミリーフィッシングとなった。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
当日の釣果(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

お魚ファミリーパーティー

釣ったイサキは刺し身の炙り・漬けとバター焼き・塩焼きのフルコース。ウスバハギは肝を溶かした味噌鍋とから揚げで堪能。メインシェフは腕に覚えの息子さん。釣れた魚を家族みんなで調理して新鮮な魚を楽しむのがファミリーフィッシングの醍醐味と寺さん。

親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保
釣った魚で豪華な食卓(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
権助丸
出船場所:松崎港

The post 親族三世代で楽しむコマセ五目釣り お魚パーティ食材を見事に確保 first appeared on TSURINEWS.