4日間に渡って、シーバス狙いで三重県桑名市の木曽川へ釣行した。状況の変化に合わせてルアーをかえ、クロダイ、シーバス、マゴチをキャッチした釣りの模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・高畑光邦)
木曽川河口でルアーシーバス
まずは10月18日。河川の水面にボイルが多数あり、期待が高まる。ボイルが多発しているときは、水面直下を引けるシンキングペンシルが有効。当日もシンペンを選択して、ボイルの正体を探った。
キャストしてゆっくりと水面直下でルアーをリトリーブしていくと、下から食い上げてきた。

岸からすぐのワンド内だったので、楽にキャッチしたのは年無しクロダイ。パワーあふれる引きを楽しめた。
体高のある70cm級登場
10月21日は気温が一気に下がり、木曽川に魚たちはいなくなったのかと思うほど魚の反応がなくなった。強風で釣りにならず、私ができる小さなことを行った。最近土手にペットボトルが多数捨ててあり、それを拾って回った。少しのゴミ拾いだが、フィールドがきれいになるだけで気持ちがいい。
少し風が弱くなったころ、準備をして入水。エイに気をつけて沖へと入っていく。流れと流れがぶつかるポイントへミノーを流していくと、すぐに結果が出た。

すごいパワーでロッドが曲がった瞬間、沖でエラ洗いをした。シーバスだと確信。慌てずドラグを調整しながら寄せてランディング。70cmの体高のあるきれいなシーバスだった。その後、また風が強くなり納竿。
潮止まりに60cmシーバス
10月23日も強い風と速い流れに苦戦したが、潮止まり間近に緩やかな流れに変わった時を狙ってボトムを探る。ボトムの岩にルアーを当てると、ガツンとバイト。60cmのシーバスだが、楽しめたので大満足だ。
ボトムで良型マゴチヒット
10月24日は深夜から木曽川へ。流れがなく、いつもの木曽川の雰囲気を感じられない。沖でヒットする魚は全てニゴイ。これはダメだと、ポイントを変えることにし、岸から歩きながらのランガンするスタイルに変更だ。岸際にたくさんの小魚が入っているのは知っていたので、岸からの釣りがターゲットに出会えると感じたからだ。
しっかりとボトムを感じながらリトリーブしてくると、重い手応えが伝わってきた。
思い切っての場所変更が奏功したようだ。この1匹は今まで木曽川に通い続けたことで、状況変化を察知して出会えた魚。とてもうれしい価値ある1匹となった。

ベイトが重要要素
少しずつだが冬の木曽川へと変化していると感じるが、小魚やテナガエビ、ハゼ、カニがいるポイントでは十分に釣れる可能性はあるので、ぜひ挑戦してほしい。
釣行する際は必ずライフジャケット着用をお願いしたい。今後も木曽川で楽しく釣り、レジャーをするときはフィールドにゴミを捨てず持ち帰ってほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・高畑光邦/TSURINEWS編>
▼この釣り場について木曽川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年11月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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