ボートからのロックフィッシュゲームにおいてアンカーを打つ際に怖いのが、アンカーの根掛かりロストである。高価なアンカーを岩礁地帯でロストするのはかなりの痛手だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
ボートロックゲームの特徴
冬のライトシャローゲームの狙いはカサゴ!他にもメバル、タケノコメバル、ソイなどがボートからのロックフィッシュゲームで狙う魚種である。
名前からも想像できるように、これらの魚が好む海底地形は岩礁帯で、人工の捨て石や磯を攻めることが特徴だ。
手前船頭で根魚を狙う際の問題点
ロックフィッシュはボトムを取りながらのスローな釣りであるため、ボートも同様にスローに流さなくてはならない。そのため強風時や潮の流れが速い時は、船長がずっと操船しながら釣りをしなければならない。

また、シャローエリアの岩礁帯なので、船を気ままに流していると岩礁帯にぶつかる危険性もある。ペラが破損したりする危険性もあるのだ。
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そんなわけで、手前船頭でこの釣りを楽しむには、流し釣りよりもアンカーを入れて船を固定してしまうカカリ釣りがおすすめだ。
アンカーのメリット&デメリット

アンカーを使うメリットは、なんといっても操船要らずなので船長も釣りに集中できることが挙げられる。
一方でデメリットとして、広範囲を探れない、岩礁帯にアンカーを打つ場合にアンカーが引っ掛かってロストしてしまう危険性がある、小まめにポイントをかえるのに重いアンカーを上げる必要があるといったことが挙げられる。
解決策はブロックアンカー
以上のデメリットを軽減する解決策が、自作のブロックアンカーだ。
ブロックアンカー作成方法
制作はいたって簡単、ホームセンターで売っているようなコンクリート製のブロックを購入して、トラロープを結ぶだけでブロックアンカーが完成する!

ブロックアンカーのメリット
アンカーに比べて激安で、しかも誰でも簡単に作れる。また、アンカーを投下すると根掛かりしやすいポイントでも、ブロックアンカーなら外れやすいという特徴がある。安いうえ外れやすいので、気楽に投下することができる。

ブロックアンカーのデメリット
砂地や砂利の海底地形のポイントでは、ブロックアンカーでは地形に引っ掛からないのでボートを固定できない。また、トラロープを使用しているので、専用のロープに比べて強度が低い。
工夫点
トラロープを1m間隔ごとくらいに玉結びをしておくことによって、アンカーを回収する際に力が入れやすくなる。

注意点
最後に、ブロックアンカーの注意点を紹介しておく。
アンカー外れに危機感を!
ブロックアンカーは外れやすいので、たまに固定されているか確認したり、いつ外れても対処できるようにしっかりとボート動きを確認しておく必要がある。
使用後のロープの確認
ロープが根に擦れることによって切れやすくなってしまうので、使用後はロープが傷ついていないか要確認。傷ついていた場合はその箇所を切って新たに結び直せばOKだ。
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<杉浦永/TSURINEWSライター>
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