部屋を整理したらバルサの端材が出てきたので、久しぶりにウキを作りました。今回はウキ作りの工程をリポートしますので、ぜひ参考にチャレンジしてみてください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター青沼伸晃)
自宅でウキ(浮き)を自作

塗装にひびが入り、塗料や接着剤で補修を試みても直らなかったウキがあるので、代わりとなるものを作ろうと思います。木工に興味がない人にも取り組み易いように電動工具は使わず、出来るだけ手元にある物を使おうと思います。平日でも夜間に2時間位は時間がとれるものの、あまり使い道が無く、動画を観るなどして過ごしていましたが、丁度良い暇つぶしになりそうです。
用意するもの

バルサの端材
ウキ本体になります。
つまようじ
脚とトップに使います。
木工ボンド
接着するまでに多少の修正が効きます。
塗料
臭いの強い塗料は避けたかったので、マーカーと水性の塗料を使おうと思っていましたが、マーカーはかすれていて、ニスで溶けてしまう塗料もあり、最終的には水性のシーラーとアクリルガッシュ、水溶性ニスを新たに購入しました。
のこぎり
木を切り出します。
ナイフと紙やすり
成形には100番~120番の紙やすりを、塗装の足付けには240番と400番を使います。
筆
100円均一で買った3本セットで着色します。
自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編 - TSURINEWS
バルサの切り出し
先ずは作りたい形より大きめにバルサを切り出します。

中心を出す
上下の中心に目印を付けます。丸棒を使う場合は、円周に沿って巻いたテープを二つ折りにし、テープの端と折り目を結ぶ線を角度を変えて2本引いて中心を出します。

脚とトップの接着と整形
中心の目印を付けた所に、キリで深さ1cm位の穴を空け、木工ボンドでつまようじを接着します。

直線と重ねて見て、脚とトップがまっすぐになっているかを2方向から確認します。つまようじで押すとバルサがへこみますので、穴がずれていても多少であれば修正が聞きます。
ボンドが乾燥したらナイフと紙やすりで好みの形に削り整形します。
自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 研ぎ出し&塗装編 - TSURINEWS
塗装
木の表面を濡らして出来る毛羽を240番の紙やすりで落し、シーラーを塗りました。乾いてから紙やすりの240番で撫でて2度塗りしました。

シーラーが乾いたら再度240番の紙やすりで表面を撫でて、発色を良くする為の白を塗ります。塗料によっては色を重ねる毎に乾燥とやすりがけを繰り返しますが、今回はアクリルガッシュを使ったので、触っても手に着かない程度に乾いたら次の色を塗っていきました。
薬指と手の平でトップと脚をはさみ、右手は動かさずに左手でウキを回しながら塗ります。

筆ペンでは上手く黒帯が描けましたが、ニスで溶けました。メーカーのホームページ等で、塗料の相性を調べましたが、結局は「目立たない所で試してみてください」だそうです。

粘度の高い絵具で細い線を引くのが難しかったので、故障していたウキの塗装をはがし、ミリペンで黒帯を引いてみました。
自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編 - TSURINEWS
テスト
実際に浮かべてみたところ、新たなウキは中通しの0.2号まで背負えました。故障を修理したものはガン玉のBで釣り合いました。結構手こずりました。

釣りに関わる時間が楽しい
職人と違い締め切りが無く沢山は作らないので、テレビを観ながらぼーっとしている間に出来上がるつもりでいましたが、塗装に手こずりました。環境が許すのであれば、釣具屋さんで売っている塗料や模型用のエナメル塗料等を同じシリーズの物で揃えた方が楽だと思います。

上手に仕上がればお気に入りの一本となるでしょうし、不細工なウキが水面に浮いている光景は微笑ましいです。
我らがウキウキ倶楽部に、会員証はありません。釣りに係る何事かをして面白がる心こそが、仲間の証なのです。鼻息フーン。
<青沼伸晃/TSURINEWSライター>
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