多くの釣り人にとって船釣りといえば、乗合船での釣りのこと。そして乗合船は複数の見ず知らずの釣り人同士が同乗して同じ釣りを楽しむ場です。どうしても最低限のルールやマナーは必要です。今回は、船上でのゴミ捨てについて紹介していきます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井英雄)
乗合船のマナー
船釣りを始められたばかりの方々が、休日を利用して楽しいひと時をより楽しく過ごすため、最低限知っておくべきことを紹介したいと思います。
船という限られたスペースの中で、特に仕立船でもないかぎり利用されるのは乗合船が多いことを想定。船上では、出船前に決められた釣り座で一日ないし数時間以上隣り合わせた人と接することになります。
お互いが「楽しみ」の釣りが、釣りを終えてみたら何とも不快な気分になってしまい、その日の釣行がつまらないものになってしまわないように、最低限のマナーにあたるゴミ、喫煙など、守るべきことを取り上げたいと思います。

イナダ釣りでの経験
今回、本稿を寄稿しようと思った動機ですが、昨年秋、会社の同僚と湘南方面にこの季節旬のイナダ釣りに行った際、船上で隣り合わせた隣人の振る舞いに対して、不快感を持ったことから始まります。
その日隣り合わせた方は、見た目が70歳前後のご年配。筆者が60歳少し前ですから、いい歳の二人が並んだわけです。もう一方の隣は会社の同僚。さて、この70歳前後の方、以後、ナナマルさんと呼びましょう。