田村川(土山漁協管内)の渓流釣りが、昨年12月18日に解禁となった。アマゴ、イワナ、ニジマスの大量、そして大型放流もあるとのことで、12月下旬に釣行してきたのでレポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)

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田村川・渓流釣りの解禁

滋賀県甲賀市を流れる田村川(土山漁協管内)が、12月18日に早くも解禁となった。早朝に出発したが滋賀県に入ると雪国だった。気温もマイナス2度で、土山漁協事務所近くの道路では除雪車も出るほどの大雪だ。

解禁日を楽しみにしていたが、雪に埋もれた景色を目の当たりにして入渓を断念して引き返した。

そして1週間後の12月下旬にリベンジに出かけた。路肩には所々に雪が残っているだけだ。電光掲示板の気温5度の表示に、ちょっぴり暖かく感じる。

午前7時すぎに到着すると、土山漁協事務所周辺の雪もほとんど溶けていて安心した。曇天のなか上流から様子を見ようと、田村川沿いの林道を車で上がっていく。しかし上流部は標高が高いためか、河原にはまだ雪が残っていてビックリ。

雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕
岩場にできたつらら(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)

当日の仕掛け

田村川の釣りポイントは、治山施設として設けられたたくさんあるエン堤下のプールだ。先行者の車がすでに数台止まっている。先行者を避けて少し下って林道脇の空き地に駐車。防寒対策をしっかりして準備完了。

雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕
当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)

河原の残雪を踏み締めてエン堤下に入渓した。勢いよく流れ落ちた水流が白泡となって、盛り上がり広がっていく。

イクラを2個刺してトロ場へ投入。仕掛けがゆっくり流れるとコツコツとアタリが出た。アワせたせるとエサがなくなっていた。

次投はイクラ3個を刺して投げ入れると、すぐにアタってヒット。でも軽い。タモに飛び込んだのは、パーマークと朱点が鮮やかな10cm超のかわいいアマゴだった。大きくなれよとリリース。

シーズン初のニジマス手中

その後もリリースサイズばかり続いたので、白泡の際をブドウムシのエサで狙った。

ゴンゴンとダイレクトなアタリにサオを立てると、グイーンと気持ちよく曲がった。今シーズン初のキープした渓魚は20cm弱のニジマスだった。

雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕
雪上に映えるニジマス(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)

ニジマスにアマゴ連発

アタリがなくなると車に戻って、次のエン堤へ釣り下っていく。先客の車が止まっている所はパス。

主にエサ釣りだが、ルアーマンの姿も多く話を聞くと「でかいニジマスがミノーを丸のみでした」と笑顔の返答に、私もやる気がアップ。エン堤の上下から立ち位置を変えながら狙っていく。

白泡の中へ投入して流れ出た仕掛けにニジマスがガブリ。流れ落ちる水流脇の反転流では待望のアマゴがパクリ。時間とともに林道を行き交う車も増えてきて、10時ごろになると風が強くなってきた。

途中で監視員の見回りがあり、遊漁券を提示して情報収集。「アマゴ、イワナ、ニジマスがたくさん放流してあります。大型も入ってますよ」との答えに期待する。カーテン状に流れ落ちる水流の泡立ちでは、アマゴが連発してラッキー♪ 

気分良く休憩を取り午後から再開して、ニジマスを追加したところで雨が降りだした。強い雨ではなかったが、午後1時すぎにサオを納めた。

雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕
エン堤下のプールでニジマスとアマゴをゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)


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最終釣果

最終釣果は、16~20cmのアマゴ3匹と18~20cmのニジマス3匹の合計6匹。

イワナと大型魚の顔は見られなかったが、今シーズン初の渓流釣りに大満足。

今後も追加放流が予定されているので、年明け以降もどこの渓流釣り場よりも早く楽しめるだろう。田村川の釣り期間は7月31日までとなっている。

雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕
釣果の一部(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)


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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨/TSURINEWS編>

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甲賀市・土山漁協
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年2月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 雪残る河川で渓流釣り満喫 エン堤下のプールでアマゴにニジマス好捕 first appeared on TSURINEWS.
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