趣味の世界は多様で、かつ深い。そこには、強い中毒性が存在していたりもする。

今回は、釣りと競馬の共通点を考察してみたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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趣味の世界は多様

趣味は人それぞれ色々あるが、中にはギャンブルを好む方も多いだろう。競馬やパチンコが好きでたしなむ人も多いし、競輪競艇が好きな人もいるだろう。

釣りと競馬に共通するポイント3選 いずれも中毒性高くハマり過ぎ注意?
船橋競馬場の近くには親水公園がある(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

一方で、釣りやキャンプが好きなアウトドア派もいれば、俳句作りや編み物などインドア派の方もいる。趣味の世界は多様でいて、どこか似ているものだと気付く。

共通する中毒性

ギャンブルと釣りを含めたアウトドアを一緒に考えるのはあまりに強引だが、実はそうでもない。

釣りだって、やり込めばそれなりに毎回お金を使うし、それこそ止められなくなれば、新作ルアーや竿、リールなどを気付かないうちに買いまくってしまうし、釣行回数を増やすため、家族を説き伏せて海や川の近くに引っ越す人までいるくらいだ。

こうなると釣りもある意味、ギャンブルと同じ中毒性を持つのではないかと思ってしまう。それでも釣りを続けるのは、釣りをやった人にしかわからない魅力があるからだと思う。

ギャンブルを含めた全ての趣味にいえることだが、今回は中毒にならないための啓発記事ではない。その異なる趣味に実は不思議な共通点が多いのだ。今回は筆者の考える共通点を紹介してみたい。

釣りと競馬は似ている?

何をいっているんだ?と思う人もいるだろうが、とにかく聞いてほしい。まず競馬場だが、実は海や運河の側に多いのをご存じだろうか。

競馬には、中山や東京を中心とした中央競馬と、船橋や大井、川崎や浦和を中心とした、南関東4場の地方競馬などが有名だ。

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ららぽーとの近くにある船橋競馬場(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

その中の地方競馬、特に船橋競馬場は、ららぽーとも近いが、実は海や小河川にも近いのだ。都心のど真ん中にある大井競馬場も京浜運河に近い。川崎競馬場も多摩川の側だ。浦和にある競馬場は、民家のど真ん中でそれに該当しないが、それ以外の地方競馬場は、釣り人と近い場所に多いのだ。

また、よく釣具屋さんのホームページで見かける「シーバスダービー」の文字。釣ったシーバスの大きさを競うものだが、ダービーといえば日本ダービーだろう。こんな所も競馬と釣りは浅からぬ縁があるように思えてならない。そんな釣りと競馬の異なる趣味の共通点をさらに深く掘り下げてみよう。

掛け声(シャウト)が同じ

「キタ、キタ、キター!そのまま!」など、自分が狙った馬が来ると、競馬場には黄色い歓声?悲鳴?が響く。競馬を一度でもやったことがある人なら聞いたことがあるだろう。

一方、釣りでもこのワードは良く聞くのではないだろうか?狙った魚が食い付いた時など、「キタ、キタ、キター!」などの掛け声で、魚とのファイトが始まることが多いだろう。共に馬と魚の違いはあれど、狙った獲物が来た時のシャウトは同じだ。

観察&分析が同じ

競馬にはパドックといって、出走馬の仕上がり具合をレース前に見ることができる。歩き方から仕草まで、細かくチェックすることは重要だ。

その他にも、芝レースなら芝の荒れ具合や枠の順番まで、競馬は観察やチェックすることが多い。

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ベイトや潮の流れを確認することも重要(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

一方で、釣りも観察やチェックが多い。潮回りやベイトの有無、足場、他のアングラーの数や釣果、風、天気など上げたらきりがない。どちらも当たり馬券と釣果という目的のために行う作業だが、この辺も怖いくらい似通っている。

昼も夜も楽しめる

競馬には、中央と地方の2つのカテゴリーがあることは先に述べたが、実は開催する時間が違うのだ。中央は昼間の開催、つまりデイゲームだが、地方競馬にはナイトゲーム、つまり夜開催が多い。

今はコロナで入場が制限されているが、本来ならば、昼間は中央競馬を楽しみ、そのまま夜の地方競馬を楽しめば、夢のような競馬三昧だ。

一方で釣りは、いうまでもなく昼も夜も楽しめる。筆者はシーバスゲームを楽しむが、昼間に小河川を攻めて、夜に本命河川に入れば、競馬と同じで夢のような釣り三昧だ。こんな所も競馬と釣りはシンクロしてしまう。

趣味に境界線はない

いかがだっただろうか、釣りと競馬、一見すると何も共通点がないように思えたこの2つの世界も、詳しく見ればこれだけの共通点があるのだ。決してこじ付けではないと筆者は強く思っている。

競馬といえば、今や「ウマ娘」が有名だが、これも競馬と美少女という異なる世界同士の融合のように思う。

趣味の世界同士が繋がっているとすれば、それぞれに生かされるヒントが眠っているのではと思う。

筆者の経験からだが、馬を見る時の集中力は、釣り場で潮や流れを見る時の集中力と良く似ている。そして、そこで正解に近付ければ、狙った馬や魚がゲット出来る確率が高くなる。こうなると、趣味の世界には境界線などないように思えて来る。

釣りと競馬に共通するポイント3選 いずれも中毒性高くハマり過ぎ注意?
マナーを守って楽しもう(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

しかし、だからといってやり過ぎはよくない。競馬も釣りも、身を崩すような楽しみ方は良くない。無茶なお金の使い方や、体を壊してまでのめり込むべきではない。楽しみ方は色々あるので、両方楽しむにしても無理のない範囲で長く付き合うというのが正解だろう。


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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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