2月9日、三重県・南伊勢町礫浦の光栄丸(こうえいまる)に乗船。五ケ所湾沖の五目ジギング&タイラバに挑戦した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)
光栄丸でジギング&タイラバ
2月9日、五ケ所湾沖の五目ジギング&タイラバへ行こうと、クレイジーオーシャンのスタッフである仲直和さんとともに、三重県・南伊勢町礫浦の光栄丸(こうえいまる)に乗船した。
ジギング&タイラバはほぼ初心者に近い私。今回はタックル一式を仲さんにお借りして、五ケ所湾沖の海へと挑む。
タックルはロッドがオーシャンセンサーLJ-PLUSのベイトモデル、リールはオシアコンクエスト300にPEラインライン1.5号とフラッシュリーダー5号をセット。

タイラバでポツポツ
出港から30分ほどで五ケ所湾沖のポイントへと到着。最初はジギングから挑戦しようと、150gのジグでボトムを取り、ワンピッチでシャクっていく。しかし魚の活性はあまり高くないようで、静かなスタートとなった。
魚からの反応が得られないまま時間だけが過ぎていくが、ここで仲さんがタイラバへチェンジ。するとすぐにボトム付近で反応があり、30cm弱のマダイをゲットした。
その後も仲さんはタイラバで、ポツリポツリと30cmクラスのアヤメカサゴやウッカリカサゴを上げていく。

好調のタイラバに変更
ここでまだ釣果がない私も、しびれを切らしてタイラバへチェンジ。150gのヘッドにスリムタイプのネクタイを装着。そして同行の仲さんから渡されたのが、アジング用の2.8inchのワーム。海毛虫カーリーという3月発売予定のもので、タイラバのフックにチョン掛けするらしい。
トレーラーと呼ばれる仕掛けで、タイラバのネクタイとの相乗効果でアピール力が増すとのこと。確かに船中ではこのトレーラーの仕掛け、海毛虫チューンと呼ぶらしいのだが、これを施したタイラバを使っている仲さんにだけアタリが集中している。

根掛かりからの大物ヒット!
これは信じてみるしかないと、海毛虫をフックに付けて投入。何度かアタリはあるものの、なかなかフッキングに持ち込めない私。さらには根掛かりと思われるトラブルが発生してしまう。イトをつかんで引っ張ると、タイラバが抜けた。
良かった!と思った瞬間、かすかに生命反応が伝わってくるではないか。とっさに緩みを取ってアワせてみると、ロッドがバットまで大きく曲がりながらもじわりと浮いてくる。
下に突っ込むような魚の反応があり、テンションをかけながらじっくりリトリーブする。しかし、生命反応はあるものの、これはなんだか重すぎる。ドラグを緩めに設定していたため、イトを出されては巻き上げての繰り返し。
特大ウッカリカサゴ浮上
腕が限界を迎えながらも、なんとか水深100mを巻き上げてくると、水面に見たことのないサイズの魚体がぷかりと浮かぶ。
船長が差し出したネットに収まったのは、なんとなんと丸々とした52cmの巨大なウッカリカサゴ。船長に聞いても50cmを超える大物はなかなか見ない、とビッグサイズの1匹にびっくりだ。
スマートな釣れ方ではなかったが、それでもこんな特大の1匹が釣れると思っていなかったので思わずハイタッチ!

竿頭は高級魚を連発
その後も気を良くした私は、すぐにレギュラーサイズのウッカリカサゴを追加。隣の仲さんも相変わらずアタリが続いているようで、良型のアヤメカサゴやホウボウ、さらにはアマダイも追加。船中ぶっちぎりのサオ頭。さすがです……。
仲さんが実力を見せつけてくれたところで、タイムアップで納竿となった。

海毛虫チューンで好釣果
この日はジギングではアタリが出なかったが、タイラバの海毛虫チューンで好釣果を得られた一日だった。いつものタイラバに海毛虫をチョン掛けするだけというお手軽さなのだが、その実力は本物。
今回はタイラバで使ってみたが、メタルジグなどにも応用ができるそうで、ジギングやタイラバを楽しむ人はぜひタイラバの海毛虫チューンをお試しあれ。

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<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
▼この釣船について光栄丸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年3月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 五目タイラバゲームで52cm特大ウッカリカサゴ 海毛虫チューンが的中 first appeared on TSURINEWS.