熊本県阿蘇郡高森町にある渓流魚の管理釣り場「木郷滝自然つりセンター」でエリアトラウトフィッシングを楽しんだ。型のいいヤマメにニジマスをキャッチしたので、当日の釣りの模様をリポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 立石寿栄)

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自然渓流に打ちのめされ……

自然渓流のヤマメが釣りシーズン解禁を迎え福岡県内の河川に入渓するため、3月3日にワクワクしながら年券を購入。購入時に状況を聞くと釣具店店主も経験がないほどの減水で、支流は皆無、本流の一部のみで期待できるレベル。それでも「行ってみて考えよう」と入渓。

言われた通りの水量の少なさ。昼前からルアーで釣り始めて夕方まで粘ってノーフィッシュ。朝マヅメ狙いで5日に同川に入渓するが10時間半ほど釣ってノーフィッシュ……。

6日、癒しを求めて熊本県阿蘇郡高森町にある渓流魚の管理釣り場「木郷滝自然つりセンター」に釣行した。

木郷滝自然つりセンターでルアー釣り

午前10時に木郷滝自然つりセンターへ到着するとエサ釣り場は多くの釣り人で賑わっていた。

受け付けである食堂のレジでルアー&フライ釣り場の料金を支払う(遊漁券を受け取る)際に係の人から「たくさん人がいるから釣り場所がないかもしれませんよ」と声を掛けられた。

釣りの時間は5時間。オープンの午前7時から釣っている人もいるとのことから、少し待てば釣り場も空くだろうと考えて、釣り場へ。

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当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版 立石寿栄)

オートキャンプ場下流で開始

行くと駐車できる場所がない。食堂のある駐車場に戻り、ウエーダーを履いて釣りの装備を整えてルアー&フライ釣り場へ歩いて行く。

木郷滝自然つりセンターは河川を釣り場にした管理釣り場で、ニジマス、イワナに3~9月の期間はヤマメを放流している。エサ釣り場とルアー&フライ釣り場に釣りエリアが分かれており、ルアー&フライ釣り場の魅力は大きい魚が多いこと。

オートキャンプ場から下流に降りると先行者が見あたらないので、そこから釣りを開始した。

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ルアー&フライ釣り場(提供:週刊つりニュース西部版 立石寿栄)

堰堤下の深みで大型ヤマメ登場

川のくぼみにできた白泡にスピナー、シンキングミノーを付け替えながら投入。数度、魚が追ってくる姿があったがヒットまでは持ち込めない。

昼をすぎたころ休憩。小屋まで上がると一気に釣り人が少なくなって、釣り場が空いた。石積み堰堤下の深みにミノーを投入。サオ先を小刻みに震わせて動かすとゴンッと、ミノーをひったくられた。

リールのドラグが鳴ってラインが引き出される。十分な手応えを楽しませてくれたのは大型のヤマメだ。ヒットルアーはスピアヘッド リュウキ45S。ハリはバーブレスのシングルフックに交換している。

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スピアヘッドリュウキ45Sに来たヤマメ41cm(提供:週刊つりニュース西部版 立石寿栄)

上流のプールで2匹追加

持ち帰り用にキープして、次の場所へ。しかし、橋の上下流には先行者が数人入っている。最上流に行くと1人いたが、下のプールにはだれもいないので、そこに入っていいのか聞くと「どうぞ」との返答で、お礼を言って入る。

ここでは流れの流心のヨレ部分をルアーが通過するように投入。ルアーはスピアヘッド リュウキ スピン3.5g。後部に装着されたブレードが回転するルアーで、リールのただ巻きで魚にアピールするタイプ。

着水直後からリールを高速巻きすること2投目でヒット。この魚もよく引く。ネットに収まったのは良型のヤマメ。魚は流れに対し頭を向けてたくさん泳いでいる。同じルアーで3投目にヒットしたのはニジマスだ。

魚は下処理して持ち帰り

ここで制限時間が近づいたので納竿。食堂で遊漁券を返却すると500円(遊漁券預かり金)が返ってくる。

シンクに釣った魚を持っていき内臓を取り除き、クーラーに。再び食堂へ行き氷を購入して帰路に就いた。


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<週刊つりニュース西部版 立石寿栄/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
木郷滝自然つりセンター
この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年3月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post エリアトラウトでヤマメにニジマス 渓流釣りボウズを管釣りで癒す? first appeared on TSURINEWS.
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