3月上旬、今季2回目のイサキ釣りに、佐賀県呼子町の加部島港から出船している第三天童丸で行ってきた。船長の出す指示ダナを守ればイサキは素直に反応してくれ、クーラーパンパンの50尾の釣果を得た釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太)
第三天童丸でイサキ狙い
3月上旬、佐賀県呼子町の加部島港から出船している第三天童丸で今季2回目のイサキ釣りに行ってきた。ここ最近で気温もだいぶ上がり、風も南風になってきた。九州北部は南風に強いので、この日も海はベタナギ。
ポイントまでは30分ほど。仕掛けはテンビンを使った「吹き流し」という釣り方で、テンビンにオキアミを入れるカゴとオモリをつけ、テンビンの先に専用の仕掛けをつけただけの割とシンプルなものだ。

ポイントに着くとオキアミをカゴに詰めるのだが、このときカゴいっぱいに詰めるとオキアミがでにくいので8分目くらいを目安に入れること。ハリにオキアミを刺す際は、尻尾をちぎってお腹側にハリを出し、オキアミが真っすぐになるようにつけると仕掛けがヨレにくくなる。
本命連掛けで続々
仕掛けを投入すると船長の指示ダナまで仕掛けを落とすのだがこの「指示ダナ」がイサキ釣りではかなり重要。指示ダナからズレたところで釣るとまったく釣れなかったり、釣れてもサイズが小さかったりする。

電動リールのカウンターがズレてないか、仕掛けの長さがどれくらいかなど確認すると安心だ。指示ダナさえ守っていればイサキは素直に反応してくれる。
50尾超えで大満足
この日も1尾目が掛かり、その後すぐには巻き上げず、泳がせているとサオがもう一度強く曲がり込み、追い食いさせることができた。1月よりもサイズが大きくなっていて引きも強く、とても癒された。

この日も釣果が安定していて、正午にはクーラーがパンパンになり大満足で納竿することとなった。帰宅して数えると50尾を超えていた。
イサキ料理に舌鼓
今の時期のイサキは卵を持つ前の時期なので、身に脂が乗っていて炙りや煮付けで食べたが非常においしかった。

まだまだ出船している遊漁船は少ないが同船では4月、5月もこの釣りでの予約が可能だ。今からは冷え込みも収まり、春マサやタイラバでの大ダイ狙いなど、釣り物が豊富でどれに行こうか悩む時期だが、ぜひイサキ釣りも挑戦していただきたい。

同船では船長が細かいアドバイスをしてくれて初めての人でもおいしいイサキを持ち帰れるのでお勧めだ。
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<週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太/TSURINEWS編>
▼この釣り船について第三天童丸
出船場所:加部島港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年4月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 船イサキ釣りでクーラー満タン 指示ダナ守れば連掛け連発 first appeared on TSURINEWS.