いよいよ今年も待ちに待ったアユ釣り解禁だ。そこで私のホームグラウンドのひとつでもある、岐阜県関市美濃市を流れる長良川中央漁協管内を紹介するので参考にしてほしい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤...の画像はこちら >>

長良川の昨年の状況

いよいよ今年も待ちに待ったアユ釣り解禁だ。そこで私のホームグラウンドのひとつでもある、岐阜県関市美濃市を流れる長良川中央漁協管内を紹介する。

昨年の長良川中央の解禁当初は低調で、スロースタートだった。それでも梅雨開けの7月ごろから例年にないぐらいの大型がお目見え。25cmクラスの大型のアユが引きを楽しませてくれ、終盤には20cm台後半が当たり前のように釣れていた。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
晩夏はこんな太いアユが狙える(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

私も7月に支流の武儀川で、20~25cmクラスの入れ掛かりを楽しんだ。9月、10月には本流の荒瀬に立ち込んで28cm以上のアユが掛かり、強烈な引きを楽しんだ。中には尺アユも釣った人もいたと思う。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
昨年は秋に大型が好調だった(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

6月1日解禁

今年の長良川中央漁協の解禁日は6月1日。長良川、板取川(片知川を含む)、津保川、武儀川と全川同時に解禁する。4月7日に稚アユの放流開始式が行われた。今年の初放流が無事に済み、今後順次稚アユを放流していく予定だ。

放流計画量は約10,940kg。前年より654kg増えている。

その内訳は長良川4,700kg、板取川3,486kg、武儀川1,426kg他だ。

例年だと初期は水温が低く、天然ソ上アユは小さく機能しないので放流魚主体になり長良川は場所ムラがある。比較的安定して釣れるのは、放流魚の多い板取川になることが多い。

オススメポイント

それでは、長良川中央漁協管内の本流と支流のオススメポイントを1つずつ紹介しよう。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
数型とも魅力満載の河川だ(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

長良川・鮎の瀬ポイント

まずは長良川のオススメポイントは鮎の瀬。鮎の瀬は小瀬鵜飼が近くにあり、アユと名前が付くだけあってアユが好む広い瀬で人が大勢でも入れる人気ポイントだ。アユ釣り終盤には特に混雑する。

長良川中央管内でも屈指のポイントだが、鮎の瀬は広い瀬でアユ釣りの醍醐味を味わえ、急瀬、早瀬、平瀬とあり、これから瀬釣りを覚えたい人やレベルアップしたい人にはオススメしたい。

右岸左岸どちらからでも入川可能で、右岸左岸どちらからでも釣りやすい。高水時は右岸からの方は河原が広いので、動きやすく釣りやすい。

新鮎の瀬橋の前後は平瀬になっていて流れが緩やかなので、最初のオトリ交換や初心者には釣りやすい。テトラ前の急瀬は上級者向けで流れが強く、オモリや背バリを付けて攻略したい。大型のアユが着きやすく、特に大雨後の引き水は狙いめでテトラ前の瀬で大型が入れ掛かりになる。

瀬肩もオススメだ。

小瀬鵜飼前のトロ場から夕方になると瀬肩にアユがコケを食(は)みに下りてくる。小型中心だが、入れ掛かりになったことがある。

長良川のタックル

長良川のアユはパワーがあるので、それなりのタックルが必要だ。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
長良川の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

サオはパワー負けせず引き抜きしやすく、瀬釣りでオモリや背バリを使ったときでも扱いやすいがま鮎競技V7引抜急瀬9mがオススメ。水中イトは確実にオトリを底流れに沈ませるため、メタストリーム0.1~0.2号。

掛けバリは太軸で流れの速い瀬でも安定してハリスが垂れ、野アユにも絡みやすくバレにくい要R8~8.5号3本イカリ、大鮎要8.5~9号3本イカリがオススメだ。

武儀川の一色橋上流ポイント

支流のオススメポイントは、武儀川の一色橋上流にある谷口エン堤下流400mの専用区。昨年7月に釣りした時は、渇水もあって「こんな浅いチャラチャラでこんな大型が」という25cmクラスが掛かった。

専用区内の瀬は浅い瀬で、石も大きくなくそれほど水量は多くないので歩きやすいので、初心者や女性でも釣りやすい。水量にもよるが、基本的に泳がせ釣りが釣りやすいので、オトリを野アユの群れに混ぜるイメージで釣るといいだろう。

特に専用区内の最下流の瀬の開きと最上部の谷口エン堤の近くはアユがたまりやすく、群れがいるので同じ場所で我慢して釣るとポツリポツリと安定して釣れる。

浅い瀬は、水通しが良く石色のきれいな所を中心に攻めると大型が掛かってくる。

武儀川は8月1日に網が解禁だが、専用区なので9月30日まで網が入らない。

武儀川のタックル

武儀川でのタックルは、サオは軽くて感度が良く泳がせ、引き釣りとオールマイティーに使えるがま鮎ファインマスターF4Hタイプ9mがオススメ。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
武儀川の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)

水中イトは、比重が軽くオトリがスイスイ泳いでくれる複合メタルライン、メタブリッド2の0.08~0.1号。掛けバリは、掛かりの速さとキープ力があるGハードてっぺん7~8号4本イカリがオススメだ。

最後に長良川は流れが速く押しがあり、所々で深みがある。立ち込む際は安全面を考慮しCRジャケットの着用をオススメする。特に終盤には大勢の人でにぎわうので、釣り人同士トラブルのないようにマナーを守って釣行してほしい。

【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も
今年もいよいよトモ釣りシーズンの開幕だ(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)


アユのトモ釣り解説:今年こそ挑戦してみよう!【タックル&ポイント編】 - TSURINEWS


女性にもオススメ!アユの毛バリ釣り(ドブ釣り)を解説 - TSURINEWS


最初のオトリを捕獲するための鮎ルアーを解説 アユ友釣りシーズン直前 - TSURINEWS

<週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦/TSURINEWS編>

▼お問合せ先
長良川中央漁協
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年5月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 【2022年】おすすめアユ友釣り場:長良川中央漁協管内 終盤に大型も first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ