連日の猛暑が続く日本列島。暑さを凌ぐ方法といえば、クーラーが最も有効かもしれませんが、日本には申し訳ひとつ伝統的な方法があります。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
堤防フカセ釣り
フカセ釣りと言えば磯釣りのイメージが強いですが、身近な堤防からでも十分楽しめる釣りです。堤防フカセの魅力はエントリーのしやすさと安全性で、足場の良さは堤防ならでは。磯釣りデビューの前に堤防で練習するのもオススメです。魚を掛けてからのやり取りや取り込みまでの流れを身に付ける練習場所として活用すれば磯釣りでも必ず役に立ちます。
大物も狙える
自由度の高さも堤防フカセの魅力で、夏場は暑さを避けられるマヅメ狙いや夜釣りもオススメです。マヅメや夜は大型の魚が動き始める時間帯と重なり、思わぬ大物がヒットしてくることも。堤防フカセで一発大物を狙ってみてはいかがでしょうか。

体験した怖い出来事
筆者も大好きな堤防フカセですが、釣行中に何度もヒヤッとしたエピソードがあります。堤防は人の生活圏内から近い場所も多く、磯ではまず起きないであろう珍事件やハプニングの温床です。ただし、筆者にとってはこれも堤防フカセの魅力だと捉えています。筆者も過去には何度かヒヤッとしたハプニングに遭遇しています。小さな出来事なら思い出せば思い出すほど出てきますが、中でも特に印象的で強烈な出来事を紹介します。
人が流されてきた!?
堤防フカセにおいても潮は欠かせない要素です。もちろん、潮に乗って様々なものが流されて来ます。漂流物が流される方向や速さで潮の動きを確認するなど、場合によっては情報源として活用することも。しかし、時折とんでもないものが流されて来てヒヤッとさせられます。
ある日、何事もなく堤防からフカセ釣りを楽しんでいたら遠目に何かが浮いているのが見えました。潮に乗って少しずつ近づいてきたので目を凝らしてみると…人のような形をしています。周囲の釣り人も流されてきたものを確認してまさか人が流されてきたのでは…?と緊張感に怖さが混じったような空気が漂っています。
さらに近づいてきたので恐る恐る正体を確認すると…何と、流れて来たのはマネキンの一部。ホッと一安心すると同時に、なぜマネキンが流されてきたのかとツッコみたくなるエピソードでした。
ヒットした魚に近づく黒い影
堤防フカセもエサ取りとの戦いを強いられる状況は多く、この日は中層のネンブツダイ(通称でキンギョとも)と底付近でベラが邪魔をしてきます。底付近で小さなベラが掛かったので回収してくると後ろから猛スピードで近づく黒い影が…。
驚いた筆者が急いで回収すると海中から顔を出したのはウミウ。どうやら手頃な獲物がいたと勘違いして追ってきたようですが、食べられてしまえば大変なことになっていました。

正体不明のモンスター
冬場はエサ取りのアタリすら遠いことも多いフカセ釣り。
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<杉本隼一/TSURINEWSライター>
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