妻と沼津市西浦へ釣行。手漕ぎボートで2人とも本命のカワハギをゲット。

妻は初めて釣ったカワハギが良型で大喜び。その他多彩なゲストが登場でとても楽しい釣行となったのでリポートしよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

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沼津で手漕ぎボート釣行

当初乗合船でオニカサゴを釣りに行く予定だったが、出船に必要な最低人数が危ぶまれたため、残念ながら数日前に中止を決断。我入道にあるボート店に電話するとそちらは予約で一杯。そこで以前から気になっていた沼津市西浦にある「丸高水産」に電話すると「手漕ぎボートなら空いてます」とのことだったので早速予約を入れて釣りに行くことにした。

当日の状況

釣行したのは11月19日(土)若潮。天気は晴れ。今年は雨や風に泣かされることが多かった筆者だが、当日は小春日和で海もベタナギ。「竿を出しているだけで楽しい」そんな絶好の釣り日和となった。

当日の作戦

丸高水産のインスタグラムを見ると、釣れたカワハギが沢山アップされていたので、前半はカワハギ、後半はボートを流して根魚を狙うことにした。さらにインスタには多彩な魚がアップされていたので、カワハギ釣りにはコマセも用意して五目釣り感覚で楽しみたいと考えた。

タックル

筆者のタックル(左)と、妻のタックル(右)。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
当日のタックル(作図:TSURINEWSライター藤倉聡)

さしエサ

アサリのむき身
オキアミ(Mサイズ)
青イソメの3種類を使用

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
アサリのむき身(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

コマセ

コマセは「にぎってポン カワハギ専用」2袋に対してアミエビを1kgを混ぜて使用。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
コマセ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

生け簀周辺で実釣スタート

妻の沼津の実家を5時に出発。現地に向かう途中、釣具店の「タイシ」に寄り前日予約しておいた全解凍のアミエビ゙や青イソメなどを購入。ボート店に着き、道具を下ろしてスタッフが来るのを待つことにした。

スタッフが現れたので当店を訪れるのが初めてのことを伝えて、係留していい生け簀やカワハギのポイントなどを尋ねると、親切なアドバイスを頂けた。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
釣り場から富士山を望む(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

ボートに荷物を積み込んで、いざ出船。意外にもボートは生け簀が付いていてテンションが上がる。まずは港から3列目の生け簀の外側に向かってみることにした。

生け簀に係留

既に先端付近には先客がいたので、その手前に係留して釣りをスタート。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
生け簀に係留して釣りスタート(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

水深は約25m。水が凄く綺麗で表層には小魚が沢山泳いでいるのを見て、久し振りに釣れる予感がしてきた。

エサ取りが高活性

まずはコマセをまかないで、アサリのむき身をハリに付けて第1投。すると早速筆者にアタリがきた。しかしリールを巻こうとすると何故か巻けない……。仕方がないのでラインを手繰って取り込むことにしたが、上がってきたのはネンブツダイだった。

アタリは多いが9時にポイント移動。

スペアリール(同型)に取りかえて今度はコマセをまいて再スタート。しかし釣れるのはネンブツダイやベラばかり。時刻は9時。アタリは多いし、釣れないより釣れた方が楽しいが、ここで粘っていても本命の釣れる気配を感じなかったため、思い切ってポイントを移動してみることにした。

ポイント移動でカサゴヒット

ボートを漕いでいると、タイミングよく港から2列目の生け簀の先端付近が空いたので、そちらに係留してみることにした。妻は第1投目から「きたみたい♪ネンブツダイではない感じ」と言ってリールを巻きだした。海面に姿を現したのはカサゴだったが取り込む際にバラし……。彼女は滅茶苦茶悔しそうにしていた。

青イソメにカワハギヒット

コマセを再びまきだすことにした。筆者はアサリ、オキアミ、青イソメをハリに付けて3種盛りで軽くキャスト。カーブフォールで船下まで仕掛けが寄ってきたところで誘いを入れると、確かなアタリを感じた。アワせるとカワハギ特有のカンカンカンといった金属的な引きを感じたので妻に「これは絶対カワハギだ♪」と言いながらリールを巻いて上がってきたのは、小型ながらやはり本命のカワハギ。

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青イソメに本命カワハギがヒット(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

気になるエサだが、青イソメに掛かっていた。最近不振が続いていただけにとても嬉しい1匹だ。

タルマセ釣りでカワハギ追釣

エサを青イソメに絞ってタルマセ釣りで狙うとトラギス、本命と連続ヒット。カワハギは先程釣ったもののよりもサイズアップだ。

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カワハギの追加に成功(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

続けてカサゴがヒットで絶好調!?

さらに妻に釣れた時の誘い方を再現しながら説明していると、今度はカサゴが釣れて久し振りに絶好調で最高の気分になってきた。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
続けてカサゴをキャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

当日、青イソメを購入するか悩んだが、結果買って大正解だった。しばらくすると、妻にもヒット!しかし上がってきたのはフグで残念。

オキアミにタカノハダイ

エサをオキアミにかえてみると、やや強い引きで釣れたのは「タカノハダイ」。

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オキアミにヒットしたタカノハダイ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

カメラで魚を撮影していると「イタい!イタい!」と妻が悲鳴を上げ出した。どうやら指に仕掛けのハリを刺したらしい。見てみると大分ハリの奥まで刺さっていて自分では外せないとの事。一旦港に戻る事も考えたが筆者が何とか引き抜くことに成功してことなきを得た。それにしても他人の指に刺さったハリを抜くのは痛みが分かりにくいだけに緊張した……。

妻が良型カワハギ手中

時刻は12時。そろそろ後半の根魚狙いに移行する予定の時刻だったが、次第に風が吹きだしてきて残念ながらドテラ流しは厳しいと判断。

このままカワハギ狙いを続行することにした。

普段は活躍することが多い妻だが、この日は「へま」連発で終わるのかと思っていると、遂に彼女が「きたー♪」と言ってリールを巻きだした。サオの曲がりを見ると良型に思える。水面に魚が現れると、何を思ったのかおもむろに立ち上がり一気に引き抜く。その瞬間魚は「ベチっ」と思いっきり船べりにあたり一瞬ヒヤリ。しかし運よく魚は外れず無事に取り込む事に成功!彼女は初めて釣り上げたカワハギが肝パンの良型で大喜び。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
妻が良型のカワハギをキャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

計測の結果は23.5cm。

「アサリのエサでタタキ釣りで釣った」とどや顔だ。ここまで筆者は「今日は俺の独擅場♪」と思っていたが、一発逆転とはまさにこのこと。彼女のパンチ力をこの日も思い知らされる結果となった。14時に納竿。

当日の最終釣果

筆者:カワハギ2匹(12.5~16.5cm)カサゴ1匹(16cm)、タカノハダイ1匹(23cm)、トラギス2匹(10.5cm)、ベラ3匹(10.5~13cm)、ネンブツダイ6匹(4~8cm)
妻:カワハギ1匹(23.5cm)、フグ1匹(10cm)、ネンブツダイ1匹(5cm)

アフターフィッシング

釣った魚を山正鮮魚部に持ち込むと、釣り好きのスタッフから「この時期のタカノハダイはお刺身か塩焼きがお勧めですよ♪」とアドバイスを頂いたので刺身にして貰うことにした。

沼津の手漕ぎボート釣りで24cm頭にカワハギ好捕 コマセ使いゲット
美味しい刺身を満喫(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

カワハギの肝の多さにはビックリ!生きた状態のまま店まで運んで、プロフェッショナルな方に作って貰ったということもあり、今まで食べたカワハギの肝の中でも抜群に美味かった。

勿論身も絶品。

また、タカノハダイの刺身は脂が乗っていて甘みも感じて激うま。妻も「(タカノハダイが)こんなに美味しいのならば本命として狙いたいくらいだ」と言って大絶賛だった。ちなみに筆者は、あまりの美味さに酒がすすみ、そのまま椅子で爆睡。

カワハギ五目釣りを満喫

今回初めてのボート店で心配も多かったが、スタッフが親切に教えてくれたことにより快適な釣りができきたことに感謝。また1日中飽きることなくアタリが続いて凄く楽しかった。

魚種が豊富で筆者は本命含めて6魚種で計ツ抜け。複数のエサとコマセを使用したことにより「何が釣れるか分からない楽しさ」と久し振りに「釣る」感覚を味わえたことで大満足の一日となった。ファミリーでも手軽に狙える当地のカワハギ五目釣りを強くお勧めしたい。

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<藤倉聡/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
丸高水産
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