11月22日(いい夫婦の日)の3日後となる11月25日、岡山・日名倉養魚場に戎木夫妻と、メモリアル釣行をしてみました。上層を意識した小バリの釣りで、新子アマゴが爆釣した当日の釣りをリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
下流エリアで釣り開始
駐車場から辺りを見渡すと紅葉の映えるバックグラウンドが広がります。秋の釣り日和にも恵まれ、逸る気持ちは隠せません。早速、受付を済ませて放流時刻を予約し、まずは、フィールドチェックからスタート。
オーナーのアドバイスもあり、この時期は、澄み切った水中に沈む落ち葉が多い上流エリアや太陽が早く差し込み水面を照らす中流エリアを避けて、足場がよく、比較的安定して釣果が伸ばせる可能性のある下流エリアのポイントを選択することにしました。

低い姿勢で手前筋からスタート
前日とは異なり、かなりの水温低下、さらに減水の状態です。放流が済むと太陽光が河原に差し込み始めた午前9時前に釣りをスタートとなります。
私は、長ザオ(7m・2WAYZOOM)を使用するので、水際から3歩、4歩と引いて低い姿勢でスタンスを取り、手前筋の流れのポイントからスタートしてみることに。
当日のタックル
サオ=流翔・7.0m(2WAY・ZOOM)
天上イト=自作遊動(フロロ0.8号・イエロー)
水中ライン=ザイト渓流・フロロ0.4号
目印=毛糸目印(3色使用9
オモリ=ガン玉5~2号
ハリ=カッパ・マタギ3~4号
エサ=生イクラ、バイオブドウ虫
エサ切りで場を作り早々に本命
太陽光を時折浴びながら澄み切った秋の空気を胸いっぱいに吸い込んでまずは、エサのイクラを3粒刺し、2度程流れ筋の上流でエサ切りをします。エサに飛びつく新子アマゴの姿を偏光サングラスで確認し、いよいよ本命の1投!
予想通り仕掛けが着水後、一気に目印が引き込まれるアタリが出ます。ヒットして手元に飛び込んできた新子アマゴは、17cmサイズの少し婚姻色の入ったオス。タモの中で跳ねるたびに美しい魚体に見とれながらハリを外し、生かしビクに優しくキープします。

新子アマゴが連続ヒット!
その後も上層を意識した小バリの釣りで、次々に新子アマゴがヒットします。時折、釣りポイントを休めながら3ポイントを攻めて、1時間も経たないうちに家族分には十分過ぎる釣果となります。
この時期の新子アマゴは、放流後に流れのやや穏やかな瀬尻に群れ、上層から中層を流れてくるエサによく反応し、われ先にとエサに飛びついてくる傾向があります。しっかりと食わせ、ヒットポイントから少し離れたところで取り込むのがキモです。
その点で小バリならハリ先も隠せ、違和感なく食ってくれるため釣果アップにつながります。

「いい釣り夫婦」も大満足釣果!
釣りポイントが2筋の水流れになっている下流のポイントを選択した戎木夫妻は、ご主人のアドバイスも加わって、川岸にいきなり立ち込むことなく1歩引いて仲良くスタンスをとり・セオリー通りのナチュラルな釣りで釣果を伸ばします。

新子アマゴの捕食ポイントを見極め、アンダー・キャストから底波に乗せて流し、狙ったポイントへとプレゼンテーションします。違和感のある目印の動きに集中してやる気のある上手の新子アマゴから攻略をする作戦です。
流速になじんだ目印の動きに集中する奥さんの目はピンク・パンサーです。しかし、タモに収まった新子アマゴのハリを外すと一気に表情が和らぎます。「あんまり沢山釣るなよ!」と、ご主人から突っ込みがある始末。
思いやるご両人の熱々のバトル戦の結果は、意外や意外、奥さんに軍配が上がったようです。見守りながら釣りをするご主人は、やはりベストアドバイザー&グッドパートナーでしたね。

鮮度を重視して持ち帰り
持ち帰り時は、鮮度をしっかり保つためによく冷えた塩氷水に直接触れないように入れ、持ち帰ることがベストです。なお、下処理を現地でしてよいかは確認しておきましょう。
「背開き」にして天ぷらに
鮮度がよければ、料理の幅も広がり、「唐揚げ、フライ、天ぷら、一夜干し、甘露煮、アマゴ汁、塩焼き、ムニエル……」と、食べる楽しみが倍増します。我が家は、背開きにして天ぷらで頂き、家族にも大好評。また、ご近所さんにもおすそ分けしました。
当然、取り除いた骨は、骨酒で楽しめましたよ。

おわりに
当日は、早朝気温はマイナス2度と寒さの中での釣りスタートとなりましたが、太陽光が差し込む午前8時前からほどよい気温となり、午前9時過ぎには魚も活性化してきました。
ゆっくり釣行で楽しめる管理釣り場は、日和を見ての釣行がお勧めです。釣行前にしっかり現地と連絡を取り、いい思い出となる釣行に心がけて楽しんでみて下さいね。
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<森雨魚/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について日名倉養魚場
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