釣れた魚は持ち帰っていますか?その際の基準となるサイズはありますか?気になったので、SNSでアンケートを行ってみました。結果を魚種ごとにまとめて紹介します。

「未来の釣り」のこと、ちょっと真面目に考えてみました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アン...の画像はこちら >>

持ち帰りサイズをアンケート

釣れた魚、これは持ち帰ってもいいサイズ?と初心者のころに悩んだ経験もあるかと思います。私はいまだにどうしようと考えることも。その時の状況によって持ち帰るかリリースするか決めています。みんなはどうしてるんだろう?と疑問に思い、自身のSNSでフォロワーさんにアンケートにご協力頂きました。

今回は、ライトゲームで釣れる魚ということでアジ、カサゴ、エギングのアオリイカ、その他の魚と項目を分けてお答え頂き、その結果をまとめてみました。

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき
上からカサゴ、メバル、アジ(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アジ

言わずと知れた堤防釣りの人気者アジ。手軽に釣れる魚の代表ではないでしょうか。私はアジングで狙ってますが、釣れないこと多いんですけどね。比較的簡単に捌けるし、何しても美味しい魚ですね。

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき
アジ(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アンケート回答例

釣れた時にサイズ関係なく食べる分持ち帰る
豆アジでも唐揚げにすると美味しいので持ち帰る
泳がせ釣りに使う時以外は25cm以上など

アジに関してはサイズ関係なく食べたい時に食べる分持ち帰る方が多かったです。私もそうしています。アジは卵を産む数も多く魚も多いイメージがあります。

調べたところによると成長も比較的早くて2年で20cm、平均寿命は5年くらい。魚の数も多くて、成長も早く料理もしやすくて美味しい、この辺がサイズ関係なく持ち帰るという結果に繋がっているのかなと思いました。

カサゴ

釣り場のアイドル癒しのカサゴ。私も家で飼いたいくらいかわいいと思います。カサゴもお刺身に唐揚げに味噌汁に煮付けにと何しても美味しい魚です。

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき
カサゴ(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アンケート回答例

15cm以上、20cm以上、25cm以上
お腹パンパンになってる卵持っているのはリリースする

みんなの基準は結構バラバラでした。

根魚は成長が遅く、カサゴは20cmになるのに5、6年かかり、平均寿命は7、8年だそうです。更に近年では数が減ってきており、釣り人が多い所では小型が多くて、釣り人があまりいないところは大型が多いという話も。私もこれは実感しています。人があまりいない所で釣れたカサゴが良型だったのはよくあります。

以上のことを考えると、カサゴは持ち帰り基準を少し厳しくした方がいいかも知れません。

アオリイカ

釣り界でもとても人気の高いエギングでのメインターゲットのアオリイカ。私も釣るのも食べるのも大好きです。

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき
アオリイカ(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アンケート回答例

200g以上、300g以上、400g以上、500g以上
秋は200g以上、春は500g以上
その時の釣果の数や家族に持ち帰りを頼まれたなどの状況による
メスはリリース

上記のようにみんなの基準はバラバラでした。アオリイカは、平均寿命は1年くらいで、成長するスピードは驚くほど早く、1年で3kgを超えることも。

私は300g以上が基本で、春は500g以上くらい。冷凍庫ストックがなくてどうしても食べたい時は小さいのも持ち帰ることもあります。毎回重さを測っているわけではないのですが、だいたいこれくらいかなーという自分の目を信じて持ち帰っています。

アオリイカに関しては、その時の状況によって持ち帰りかリリースするかを決めている方が多い印象でした。アオリイカも数が減っていると感じている方も多いかもしれません。食べる分だけ持ち帰る、卵を持っていそうなメスのアオリはリリースするなど状況に応じて少し遠慮しながら持ち帰りを考えていきたいですね。

未来の釣り文化への想い

その他の魚についてのアンケート結果は、チヌ:25cm以上、オオモンハタ、アカハタ、キジハタ:30cm以上、メバル、ソイ:23cm以上、キス:15cm以上などでした。

アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき
メジナのリリースサイズは?(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

アンケートでは、自分の持ち帰りサイズの基準を決めてそれ以下のサイズはリリースする方がほとんどでした。むやみやたらに持ち帰らないという釣り人のルールを守っている方ばかりで、身が引き締まりました。

「その時の状況によって持ち帰りサイズや数を決める方」(きっと釣りが上手い人なんだろうな)
「魚のコンディションを見て『食べたい』と思った時に持ち帰る方」(かっこいい!)
「貰い手がいなければ全リリースする方」(できれば一緒に釣りに行って貰いたい)

後は手のひら以上という方も多く、自分の手のひらの長さを測って目安にしているということでした。一概にこのサイズならリリースする!とは言えないのかもしれない。魚の成長速度や地域、場所、季節、食べる人がいるかどうかなどその時々の状況によって考え方をかえていくのが正解なのかな?と思いました。

これだけは言えるのは、将来の自分のため、将来の釣り人さんのために海にいる魚は多い方が絶対にいいです。これからもずっと釣りを楽しむことができるように、海の環境を守るためにも釣りすぎない(私の場合は釣りすぎるほど釣れたことがほとんどないけど)、小さいのはリリースするのを改めて徹底しようと思いました。

アンケートにお答え頂き協力して下さった皆さまに心から感謝いたします。

ゲームフィッシングにおける【優しくリリースする方法】を具体的に解説

実は弱りやすい「シーバス」のリリース方法 高い足場ではネット使用を

東京湾シアン化合物流失事故から学ぶ【釣り人が出来る環境配慮とは?】

<永田美紀/TSURINEWSライター>

The post アジ・カサゴ・アオリイカの【お持ち帰り基準サイズは?】 アンケート結果にバラつき first appeared on TSURINEWS.
編集部おすすめ