例年寒くなるにつれて境港・美保湾内にてサワラ、サゴシの回遊がみられる。今年はサワラ、サゴシ、ハマチ、アジなどの釣果も聞かれ年明けからも好調だったため、新年初釣りにマイボートで出掛けました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆太)
美保湾マイボート釣行
冬の日本海はシケが多くなる時期で、なかなか沖に出る機会が少なくなってきます。そんな中、美保湾内だとか風向きにも寄るが、沖が時化ても遊びに出れる場合があります。今回は久しぶりに風が弱い予報で昼過ぎまで時間ができたので出船しました。
最近の釣況
昨年末よりサゴシ(サワラの幼魚)、ハマチに混じって90㎝オーバーのサワラも釣れており、数日前にも鳥山ができサゴシ、サワラが釣れたと情報があり期待しての出船です。この時期になるとママカリやイワシがベイトになっており、サゴシでもそこそこ脂が乗っていてサワラサイズになるとしっかりと脂が乗っています。釣っても楽しく食べても美味しいことも魅力です。またポイントまで近く、短時間でも十分釣りをする時間があることもいいです。
当日の状況とタックル
日中でも釣れている情報もあり、ゆっくりめの午前9時に出船しました。当日の天候は晴れ。放射冷却の影響もあり船の上は凍結でツルツルでした。風は弱く波高は夕方にかけて穏やかになる予報でした。実際ポイント近くまで船を進めると風もなく、湾内ということもあり波もありません。湾内でも色々なポイントがあり水深は10~20mで沖堤防の付近や湾中心には魚礁も点在しています。

タックル
今回持ち込んだボートシーバス用のタックルとサワラをターゲットに意識したライトジギングタックルの2セットになります。
・シーバスタックル
ロッド:SBS-672M-KR
リール:ナスキー5000XG
ライン:PE1号
リーダー:フロロ5号
・ライトジギングタックル
ロッド:ホライゾン HLJ62S-ML
リール:ツインパワーSW 4000XG
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロ7号
シーバスタックル流用の長短
今回のメインターゲッドはサゴシ、ハマチでしたのでサイズ、パワーもシーバスタックルで十分対応可能と判断しました。タックルをシーバスと兼用するメリットですが3つあります。
1、まず一番のメリットですがシーバスの時に使っているセッティングをそのまま使えるので、わざわざラインの巻き直しなどの用意をしなくていいのでお手軽に釣りに行けます。
2、ルアーもシーバスとの兼用で十分遊べます。
3、ボートシーバスロッドは軽く、取り回しも楽なため1日投げ続けても疲れにくい。
デメリット
デメリットとしてはサワラサイズがヒットすると、対応はできるがロッドパワーがあるタックルの方が楽にやり取りができる。メタルジグなど重たいルアーを使う場合はシーバスタックルでは許容オーバーになる場合もある。
ナブラや鳥山がある状況ではトップでの釣りも面白いです。プラグでのキャスティングをする場合はライトキャスティングロッドがお奨めですが、今回持ち込んだライトジギングロッドやジギングロッドでも遊べますので、わざわざタックル用意しなくても兼用で始められます。
魚からの反応なし
まず沖堤防の近くの最近鳥山がよくできる辺りに向かい鳥山を探しますが、全くといっていいほど飛んでいる鳥が居らず、堤防に止まっていました。水面の様子もベイトが居る感じでもなく魚探にもベイトは移りませんでした。沖合いの方をみても鳥は居らず、ポイント選びが難しくなりました。
仕方ないで船が集まりがちのエリアで開始するも、魚の反応はありません。他にも数隻の船もいましたが、釣れていないのかちょくちょく移動しています。
ポイントを大きく移動もアタリなし
水深をかえたり、潮目を探したり、魚礁に行ったりするも反応がありません。少し沖合いに向かいました。魚礁に向かい反応を探しますがあまりいい反応はなく、また鳥や潮目などを探しながら移動しますが反応はありません。
待望のヒット到来
ジグをキャストし着底後巻き出すと小さな前アタリがありました。そのアタリにアワせますが乗らず。そのまま巻き続けるとまたまたアタリがあり、次はフッキングも決まりました。重量感でそこまで大きくはないと分かりましたがか、新年初ヒットなのでかなり慎重にやり取りです!
上がってきたのは40cm程度のハマチ。シーバスタックルでのヒットでしたので小型でも十分引きを味わえて楽しめました。腹周りが太っていてベイトをよく食べているようです。
待望のハマチ(提供:TSURINEWSライター加藤隆太)友人にもハマチヒット
ヒットルアーは30gのシルバー系のメタルジグ。シルエットは小さめでした。その後反応もなくなりますが、沖に鳥山を発見したので向かいます。到着すると鳥山はなくなってしまいましたが、少ししていると友人にヒット。 やり取りの末上がったのは同サイズのハマチでした。1本釣れてから何度か流し直してみるが反応はなく後は続きませんでした。
最後は魚礁エリアへ
時間も迫ってきていたので最後に近くにある魚礁に向かって終了とすることにしました。魚礁につき魚探の反応を見るとベイトが映り少し期待が持てます。魚礁の端から流し始めることにしました。
数投すると着底後小さいアタリが出て何かがヒット!上がってくると赤い魚が見え、キャッチしたのは10cmくらいのベラでした。驚きだったのはフックがちゃんと口に掛かっていました。ベラの口は小さいですが体長の半分程度のジグにも食いついてくるというのは驚きでした。
再度同じように投入、誘いを掛けるとすぐにヒット!またも同じような引きをして上がってくると15cmくらいのカサゴでした。水深も浅いためエア抜き不要で元気に潜っていき、時間になったので終了しました。

当日の振り返り
当日は、3日前の鳥山があり釣れていた状況とはベイト、ターゲットの数が少なかった気がします。後から分かったことですが、その日出ていた他の方もさっぱり釣れなかったようでした。また他の要因としては年明けから暫く時化ていたが釣行前日から海況も落ち着きつつあったので、沖が時化ているときに湾内に入ってきて落ち着いたら沖に出た可能性もあるかなと思います。
釣れない時間帯は船もほとんど流れず潮も止まっていた感じでした。唯一のヒットした時間は潮止まり1時間前でそのポイント、時間は風があまり吹いていなくても船がよく流れていたので、潮の動きがあったものと思います。

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<加藤隆太/TSURINEWSライター>
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