シーバスフィッシングは人をダメにするのではないかと筆者は思う。歌の歌詞ではないが、「追いかけても、追いかけても、つかめないものばかり」だ。

バチ抜けの次はハクパターン、そして最盛期のベイトパターン、それを繰り返す。シーバスを追い続けると一年中休みがない。そんなシーバス釣りに、「ダイソーPEライン」を使って挑戦してみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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ダイソーPEラインでシーバス釣り

本当にシーバスフィッシングは魅力的だが、やればやるほど見えなくなる。それでもつかめない事だらけだ。そうではないだろうか?そして、その魅力的なシーバスフィッシングを筆者は最近ダイソーのPEラインで攻略している。これは挑戦だ。

以前にも書いたが、その記事では多少良い点ばかりを強調し過ぎた。だが、本当に完成度は高いと感じるのも事実なのだ。現にシーバスを何匹も仕留めているわけで結果は出ている。

そこで今回は、ダイソーPEラインの「その後」を実釣を交えてご紹介したい。あくまで筆者の感想なので、参考程度にしてもらいたい。

ダイソーPEラインでバチ抜けシーバスが入れ食い 驚きの使い心地とは?

村田川でルアーシーバス釣行

3月に入ってすぐの平日。地元千葉の村田川へデイゲームへ出掛けた。

ダイソーPEラインもいい感じに使い込んできたので、どこまで使えるか?の実験も兼ねてだ。さっそく釣り場に着くと、流れはあるが水がとにかくクリアだ。底まで丸見え状態。これはかなり厳しい。

護岸が整備された村田川(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

そこで中流の橋脚下へ入ることにした。護岸が整備され、雑草が刈り取られたため足場は劇的に良くなったが、シェードがなくなり橋脚下でも日の光が届く。

ハクの群れ発見

小型バイブレーションを投げると水面で小さなベイトが跳ねている。よくよく見ると小さな魚がキラキラ光っている。間違いなくハクの群れだ。時々小さなボイルが起こるのも確認した。

イナッコが追われている(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ヤバさよりも期待感が一気に膨らむが、お約束のように全く反応がない。このハクを狙ってシーバスは確実にいるにはいるが、どうやら活性は低いらしい。

 ベイトはハク(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

時合いに50cm級シーバス好捕

それでもめげずにバイブレーションを投げていると、ハクの群れが今までよりも激しく水面で逃げ回る。どうやら時合らしい。

ハクの群れから少し離れた所へキャスト、群れ横のを早巻きで狙うと待望のアタリがきた!

すかさずアワせて慎重にやりとりをする。そんなに大きくはないが、状況が状況なだけに貴重な一匹になるに違いない。抜き上げても良かったが、使い込んだダイソーPEなので一応ネットを使い、無事にランディングした。ラインに問題はなかったが、記事にするためにバラすわけにはいかないのだ。

デイゲームで50cmシーバス手中(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

釣れたのは50cm級のキレイなシーバスであった。こうして村田川でのデイゲームシーバスは無事終了した。

小河川ナイトゲーム

日を変えて、やはり3月の上旬。今度はダイソーPEラインでのナイトゲームに挑戦した。まだ使えなくはないが、ここではあえて新しいダイソーPEラインに巻き替えることにした。

ダイソーPEラインだが、けっこう雑に扱っても切れることがない。なかなかの耐久性だ。使い続けると若干飛距離は落ちるが、我慢できる範囲だ。この新しく巻き替えたダイソーPEラインで今回は近場の小河川で釣りをする。

イナッコがベイト

ここはハクもバチも全くいない変わりに、すでにイナッコクラスのベイトがひしめいていた。秋の最盛期のような激しいボイルが起こっている。こうなると最悪だ。ルアーなど見向きもしない。

フローティングミノーで58cm

それでもゆっくり動かせるフローティングミノーで、じっくりルアーを見せるようにただ巻きを工夫した結果、らしい強烈なアタリがきた。接近戦なのでスリル満点のファイトだ。上がってきたのは58cmのシーバス。贅沢は言えないが、60センチはほしかった。この日はこれで終了した。

バチ抜けでも複数安打

後日、今度は終盤のバチ抜けシーバスに挑戦した。これは巻き替えておいて正解だった。

 バチ抜けでシーバスキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

渋い状況の中、巻き替えたラインのおかげか?何匹かのシーバスをゲットできた。弱点はあるが、ダイソーPEラインは十分シーバスフィッシングで使えることが改めて分かった貴重な釣行であった。

バチ抜けでシーバスキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ダイソーPEラインの弱点

このようにダイソーPEラインを様々な場面で使って来たが、なかなか良い仕事をしてくれる。耐久性も筆者は満足できる。しかし、気になる点もあったので、改善策と共にご紹介しよう。

イト鳴り

使い続けるとかなり目立つのがこれ。気にしなければ問題ないが、使い続けるとけっこうな頻度で糸鳴りがする。

飛距離が落ちる

元々しなやかではないが、使い続けるとさらにそれは目立つ。同時に使い始めの飛距離は出せなくなり、ラインがスムーズに出なくなる。バチ抜けで渋い状況下においてはなかなか釣りにくい。

対処法

とはいえ、これは何の対策もしなければの事だ。ダイソーPEラインを使うならば、「PEにシュッ」なのどのコーティング剤を使うことをオススメする。これでだいぶ改善できる。面倒ならば巻き変えるのも良いだろう。

コーティング剤(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

筆者自身の釣行においての感想だが、ダイソーPEラインを選ぶ参考になっただろうか?ダイソーPEラインは確かにクオリティの高い商品で、シーバスも問題なく釣れるが、使い続けるには少し慣れが必要だと感じた。コーティング剤も必須だ。

とはいえ、コスパを考えれば一度は使ってみたい魅力を秘めているだろう。使うか使わないかは、画面の向こうのあなた次第だ

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TSURINEWS

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
村田川
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