3月8日(水)、相模湾・佐島からLTヒラメで釣行。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 平賀精一)
相模湾でLTヒラメ
ヒラメ釣りというと、少し足を伸ばさないと行けないイメージ持っている人が多い。「夜のうちに出発しないと行けない」「興味はあるけれど波やウネリが心配でチャレンジできない」なんて話もちらほら。
それが数年前、相模湾でのLTヒラメ釣りを知った。オモリも25~40号と、LT派の私にぴったりで、毎年数回行くようになった。
今年は相模湾内にベイトのイワシの群れがあまり入ってきていない。そこで、今回はスポットでの乗合募集に参加。
タックルと仕掛け
例年は25~30号のオモリで、水深10~30m前後を攻めることが多いが、この日は比較的イワシの群れを見かけるという葉山沖方面の水深40~50mを40号のオモリで釣ることになった。
通常は1.8~2m前後のライトゲームロッドで釣ることが多いが、今回は2.5mの一番軟らかいマダイ竿に、1.5号を200m巻いた両軸リールを使用。エサはイワシで、仕掛けは市販されているヒラメ仕掛けで大丈夫。
ヒラメの釣り方
ヒラメの主な釣り方は、海底に仕掛けを下ろしたら着底を確認。しっかり底ダチしたら、オモリを海底から切ってアタリを待つ。このとき、オモリは底から50cmほど上げる感じ。定期的にオモリを底に付けて底ダチを確認し直し、常に海底付近に仕掛けがあることを心がける。アタリがなければ、さらにゆっくり50cm~1m誘い上げたり下げたりしてイワシに動きを与え、ヒラメに存在をアピール。

イワシが逃げまわっている感覚が竿先に出ているなかで、コツンとかコッという感じが前アタリで、ここでのアワセは禁物。
竿先が引き込まれるようなアタリを感じたら、乗せるように大きくゆっくりアワせる。アワセが決まれば、ズシンとした重みとともに至福のやりとりが始まる。
反応求め移動を繰り返す
当日は、いつもどおり船宿を出てすぐの水深15m前後の場所で開始。だが、アタリはなく、予定どおり葉山沖方面に移動。ポイントを流し変えるがなかなか反応がなく、イワシが追われる気配もなし。

さらに移動した場所で同行者の小室さんにアタリがあったが、フッキングには至らず。それでも初アタリにやる気がみなぎる。すると、横で釣っていた同行者の内田さんにアタリ。そしてヒットに持ち込んだ。
本命続々ヒットでお祭り騒ぎ
すかさず私も活きのいいイワシに付け替えて投入。オモリを底から少し切って待っていると、逃げ惑う動きとともにコツというアタリ。
慎重にやりとりしている最中、まずは内田さんの獲物が水面に近づいてきた。上がってきたのは良型マトウダイ。すると、今度は裏手に乗っていた人にもヒット。さらに裏手の後方でもヒットし、船中はお祭り騒ぎ。

私の獲物も海面に近づき、上がってきたのは43cmの本命!ほかの人も次々と本命を釣り上げることができた。

船中9尾のヒラメを確保
この日は9人で船中9尾のヒラメが上がった。私は本命1尾にウツボ、エソ。

船長に話を聞くと「移動中にイワシの群れの反応が多くなってきたので、そろそろ通常の乗合船が出せるかもしれない」とのこと。相模湾のLTヒラメはこれからに乞うご期待!
船釣りデビュー時に注意すべき10のコト 陸っぱり経験者は見落としがち?
船釣り愛好家が伝えたい3つの「いつもありがとう」 釣った魚のお裾分け先に感謝?
<週刊つりニュース関東版 平賀精一/TSURINEWS編>
▼この釣り船について出船場所:相模湾・佐島
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年3月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。