先日家族で四国方面に出かけました。ツアー旅行なのでどっぷり釣り三昧なんてほど遠いのですが小豆島に行く場面があったので2時間程度フェリー乗り場周辺の陸っぱりの釣りをすることができました。
(アイキャッチ画像提供:アングラー「K」)
家族旅行で小豆島へ
私はどんな旅行にもパックロッドを持参して全く下調べもなくぶらっと行った先で釣りをします。今回の旅行は3月中旬で四国地方のバスツアー。特に小豆島にも立ち寄るコースだったのでかなり期待していました。

島に到着したのは午後5時頃、宿泊するホテルはフェリー乗り場のすぐ近く。徒歩10分で海に行けます。夕食は6時半だったのでちょっと時間もできました。「これは絶好のチャンス!」とばかり私はいそいそとロッドを片手にフェリー乗り場まで出かけました。
地元民から「ここはなにも釣れない」
私のタックルは7ft程度のライトロッドにD社2500番のスピニングリール、ラインはPEラインの0.4号、リーダーは7lb、リグは1.2gジグヘッドに1inchのワームというライトゲームのセッティングです。

釣ることができる時間は実質1時間。初めての瀬戸内での釣りにわくわくしながら釣りをしていると地元民らしき人が「何釣ってんの?」と話しかけてきました。私は「釣れれば何でもいいです。」と答えると「ここはなにも釣れないよ。」と言ったのです。「ガーン!」わくわくしながら釣りをしている者にとってこの言葉は本当に残酷です。
シーバスらしき魚影確認
それでも私はなんとか気持ちをつなぎながら釣りを続けました。しかし魚からの反応は全くありません。
「やっぱり無理か……。地元の人でも釣れないんだから何の下調べもなしの私に釣れるなんておこがましいよな……。小豆島での釣りもこれで終わりか……。」と思いながら釣っていると、ルアー回収の時にシーバスらしき魚がすーっとルアーに近づいてきて消えていったのです。

「おやっ?」ちょっとテンションが上がりその後2~3投しましたがやはり反応は全くありません。ここで残念ですが夕食の時間が近づきタイムアップ。あたりは薄暗くなってきていてフェリー乗り場に常夜灯がつき始めていました。
夜なら狙えるのでは?
食事中に考えました。「本当にここには魚がいないのだろうか?」さっき自分のルアーに近づいてきた魚がシーバスだったとしたら実はこの場所には「魚がいない」のではなく「魚はいるが食う気になっていなかっただけではないか?」。
確か常夜灯もありました。これは夜行性のルアー対象魚にとって絶対にプラスだ。夜釣りでの好機は絶対にあるはずだ!と考えたのです。
再釣行で20cmカサゴ登場
食事をしながらさっきの検証をするためにもう1度釣りに行きたいと家族を説得して、1時間限定で釣りに行けることになりました。
釣り場に到着して第1投、今度は何やらこつこつとコンタクトがあります。

「やっぱりいた!」「これなら絶対釣れる!」とここで確信しました。釣れた魚はカサゴ。サイズは20cmでした。水深3m以上ありそうなこの場所で表層までルアーを追ってくるなんて、自分の住む関東でもそれほどあることではありません。それだけ魚の活性が高いということでしょう。
沖目を狙いメバルヒット
気をよくしてさらにキャストするとさっきと同じようにほとんどトップでまたまたカサゴ。今度は18cmでした。「これだけ魚の活性が高いのならメバルも同じなはず」と思って周辺にキャストを繰り返しますが、メバルからの反応はありません。そこで潮通しが良さそうな場所に少し移動して釣りを再開します。

常夜灯の沖目の暗がりにキャストするとここでもこつこつとアタリがありました。釣れたのはシロメバル14cm。やった!狙い通り!

22cm頭にメバル連発
次は再現性があるかです。同じ場所にキャストすると……。同じサイズのシロメバルがまた釣れました。
次はサイズアップです。さっきの場所にキャストしカウントダウンしてワームを沈めボトム付近を探ります。しかし今度は反応がありません。小物の下に大物が控えているわけではなさそうです。

「大型はどこだ?」と考え今度は手前の明暗の境に落とし込みます。するとボトム付近でヒット!釣れたのは18cmのシロメバル。サイズアップ成功です。その後同じように障害物の陰や明暗の境を探ると、20cm×2匹、22cm×2匹を追加することができました。

ここでタイムアップ。まさに爆釣。魚が釣れないなんて嘘のような釣果でした。
小豆島のポテンシャル
どんな場所でも「時合い」があります。「釣れない」と「魚がいない」とは全然違います。魚がいないなら釣れないのでしょうが、いるのに釣れないのは魚が食う気にならない何かがあるのだということです。それを見極めて釣りをすれば実はどんな場所でも釣れるのではないでしょうか(大きさや魚種を問わなければですが……)。

今回訪問した小豆島は気候が温暖でとても癒やされる島でした。釣りだけではなく観光地としても素晴らしい場所でした(寒霞渓、オリーブ公園。二十四の瞳映画村など)。

釣りについては観光を中心としたぶらっと気ままな陸っぱりの釣りでしたがこの島の本来のポテンシャルはこんなものでは絶対ないはずです。今度来る時は釣りをメインにして釣り場も吟味して訪れたいと思います。そのときはまた報告しますね。それではまた。
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<アングラー「K」/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について小豆島
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