3月25日(土)にティムコのフライフィッシングスクールに妻と参加してきた。当日は、タックルの説明などの座学とキャスティングや実釣を親切・丁寧に教えて頂けた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
フライフィッシングスクール
筆者は今から20年くらい前に、某釣り具量販店のフライフィッシング教室に参加した経験があるが、もう一度基本から学びたかったので、最近フライに興味を抱いている妻も誘ってティムコのフライフィッシングスクール(エントリーコース)への参加を決めた。
事前にDVD「フライフィッシングの基礎(発売元:株式会社ティムコ)」を購入して予習もすることにした。
ティムコが主催
株式会社ティムコのフライフィッシングスクールは、入門レベルからステップアップ等、レベル別に4つに分かれていて1回完結なので、気軽に参加できるのが魅力的だ。
課題別クラスとして、実釣はもちろん、キャスティングやタイイング教室、ツアー等の企画もされているが、募集が始めるとすぐに定員になってしまうほどの人気ぶりなので、早めの申し込みが必要だ。ちなみに、今回のエントリーコースは奈良子釣りセンターで開催された。
奈良子釣りセンター
奈良子釣りセンターは山梨県大月市にある管理釣り場で、ルアー・フライ、エサ釣りをすることができる。なかでも「バーベキュー釣りパック」はエサ釣りとベーベキューが通常料金よりもお得に楽しめるプランなので、ファミリーフィッシングにはうってつけだ。

ルアー・フライフィッシングでは4つのエリアが提供されており、好みやレベルに応じての釣りが可能なのも嬉しいところ。
まずは自己紹介から
当日は朝から本降りの雨が振り続く寒い一日となった。現地には集合時間のおよそ1時間前に到着。

座学が行われる屋内には、レンタルのフライタックルやテキスト・カタログが用意されていた。東瀬先生の講習がスタートすると、まずは釣りの経験などについての自己紹介を順番にしていく。
筆者は物心ついた時にはすでに釣りをしていたこと(釣り歴=年齢=半世紀)と今は海釣りをメインに釣りをしているが、最近フライフィッシングの魅力を再認識していることを話した。
駐車場でキャスティング練習
自己紹介が終わると次に駐車場に移動して、キャスティングのレクチャーが始まった。軽いフライを遠くへ飛ばすメカニズムの説明があり、実際にバックキャスト、フォワードキャスト、フォルスキャストの各キャスト練習へ移行した。その都度先生と2名のスタッフの方々から代わるがわる個別に指導して頂き、すごく自信に繋がった。
フライフィッシングは初めてと言ってもよい妻も、親切なご指導のお陰でキャスティングができるようになり、とても嬉しそうだ。
小屋に戻って座学
再び屋内に戻ると、テキストとカタログを見ながらタックルや水生昆虫などについての講義を受けた。
ラインについての表記の見方やロッドの番手などの理解も深まり、基礎から学べるエントリークラスを受講して良かったとつくづくと感じた。ここまでで、午前の部は終了となり昼休みとなった。
午後はラインの結び方の練習から
午後は屋内でまずは先生がノットツールを使用して、フライラインとリーダーの結び方をレクチャー。
その後、リーダーとティペット・ティペットとフライの結び方を学び、用意された練習用のラインで練習してから、タックルの準備へと取り掛かった。この時も苦戦している妻にスタッフの方が付きっきりで教えてくれて、無事にセッティングを完了することができて、まさに至れり尽くせりだ。
実釣講習:フライの流し方
タックルの準備が整うと、ストリームエリアへ降りて行きフライの流し方を教えて頂いた。

ここでは先生が実際にキャストしてフライを自然に流す、ナチュラルドリフトの重要性と、ドラグが掛かった時の不自然なフライの流れ方を分かりやすく説明して頂いた。しかし雨の影響で増水と濁りもあり、「釣れる気がしない」とのことで、ポンドタイプに移動となり、そこでいよいよ実釣開始となった。
ポンドで実釣講習開始
普段はルアーマンで混みあっているというこの場所も、当日は雨の影響かスクール参加者以外の釣り人は1名のみとほぼ貸し切り状態。しかもポンドはライズの嵐。

まずは、ドライフライで教わった通りにキャストすると1投目からヒットしたがバラシ。
入れ食い状態に

その後もバラシを交えながらも怒涛の入れ食いが続き、あっという間にツ抜けを達成。こうなってくるとキャスティングは関係なく、ただフライを水面に浮かべさえすれば食ってくるのでフォームが乱れてくる……。
ニンフでも入れ食い
11匹目を釣り上げて、このままドライフライで釣り続けようかとも思ったが、そこは折角のスクール。色々試したいので、フライをニンフにチェンジすることにした。インディケーターの位置をスタッフの方に調整(水面下50cmくらい)してもらキャスティング。すると、今度はものすごい勢いで水面に浮いているインディケーターをエサと間違えてアタックしてくる。
ニンフでも容易に釣り上げることに成功。ドライフライ同様こちらも入れ食いが続いたが、あと1匹で20匹というところで、終了時間となってしまった。
およそ1時間半で19匹と、想定外のまさかの爆釣。妻はヒットしてから取込みまで苦戦していたが、こちらも先生やスタッフの方々のご指導のおかげで最後には大分慣れてきた様子だった。
ドライフライは、水面から飛び出てきて魚がフライを食べる瞬間と、ニンフではインディケーターが水面に潜ったとき(他のウキ釣り同様に)がスリリングでとても楽しかった。
お土産も購入
最後に屋内で質疑応答などの後に解散。捌き場にはハサミが用意されているので、受付けで塩を購入して4匹捌いて持ち帰ることにした。

受付で山梨県産のブランドマス「富士の介」の刺身用の柵とカマとハラスのセットをお土産で購入(どちらも冷凍)。

富士の介とはキングサーモンとニジマスを掛け合わせて養殖したマスだ。後日食べたが、脂がのっていてとても美味しかった。
フライ意欲高まる結果に
終日、笑いが絶えない明るい雰囲気の釣り教室に参加できてすごく楽しかった。筆者も妻も大満足で自宅に帰り、あまりの楽しさにしばらく余韻に浸ってしまった。
筆者は改めてDVDを見て復習、彼女はカタログでフライを物色するなど、ますますフライフィッシングへの興味が高まり、いつかはステップアップコースにも参加したいと思った。
親切・丁寧に教えて頂いた先生とスタッフの方々には感謝。「ティムコ フライフィッシングスクール」の人気の理由が十二分に分かった気がした。
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<藤倉聡/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について奈良子釣りセンター
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