マイボートを所有する上で欠かせないのがメンテナンスです。今回はメンテナンスの中でも燃費や速力に直結する船底掃除&塗装について記事にしてみたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆太)
船底掃除&塗装に必要な物
船底掃除&塗装のために用意するものですが、大まかには掃除するためのヘラ、サンドペーパー、マスキングテープ、刷毛、ローラー、塗料といったところです。
全ての物をホームセンターで揃えることが出来ますが、今回は節約も意識して100円均一ショップの商品も使ってみました。
100均アイテム
刷毛
塗料トレー
塗装ローラー&替えのローラー
スクレーパー
サンドペーパー
オンラインで購入した物
船底塗料4キロ缶

船底掃除の流れ
船底掃除をするにあたって、まずは船を陸に上げます。場所は漁港、マリーナなどが候補。今回はエンジンメンテナンスもお願いするため、マリーナへお願いしました。
先に電話でマリーナの空き具合を確認し、予約を取りマリーナへ向かいます。

高圧ガンで水洗い
マリーナに到着すると、ボートをクレーンで吊り上げて船台にのせてもらいます。洗う前はフジツボ、苔などが付き汚れているため、高圧ガンを借りて水洗いします。苔や小さいフジツボは高圧ジェットで落ちていきます。

落ちない貝はスクレーバーで
少し成長したフジツボは、頑固にくっついていますので、スクレーパーで削り落とします。100均のスクレーパーですが、フジツボ落としには問題なく使えます。
乾かす
汚れが落ちたら一旦乾かします。乾くと見落とした貝があったので、その時に落としておきます。古い塗料も付いているので、軽くサンドペーパーでならしておくと塗料の付きも良いです。一通り下処理が終わったら、タオルでホコリを拭き取っていよいよ塗装です。

マスキングを貼って塗装する
船底塗装という名のとおり、船底に塗りますので、塗らないところの境目にマスキングテープを張ります。塗料の缶をあけて良く混ぜたら、100均の塗料トレーに適量を入れてコロコロで塗っていきます。

コロコロのフェルトの部分が使うにつれて劣化しますので、塗りにくくなればスペアに変えて塗っていきます。一通り塗れたらマスキングテープを剥がして乾燥させて完成です。

その他のメンテナンス
今回はエンジンのメンテナンスをマリーナでお願いしました。また古くなったスカッパーを取りかえ、船体の傷も簡単に補修して、今回の上架メンテナンスは終了しました。
消耗品は100均商品でOK
塗料トレーは繰り返し使えます。しかし、コロコロは消耗品ですし、塗料が付いたものを洗って使うことは難しいので、100均商品でも十分だと思いました。
スクレーパーも100均の物でしっかり掃除することが出来ましたし、次回も使えるのでコスパは良いです。使いやすさの感じ方は、個人で差があるかと思いますが、何かと値上げの現在で、100均の物をうまく使ってメンテナンスをするのも良いですね。
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<加藤隆太/TSURINEWSライター>
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