昨年に続き、横浜・海の公園では今年も開幕からマテガイが好調!出だしは低調であったアサリ、アカニシ貝も、水温の上昇に伴って状況が好転したのではと予想し、こちらの状況調査も兼ねて出かけてきました。残念ながら後者二種は低調であったものの、マテガイは引き続き好調を維持!当日の様子をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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海の公園

海の公園は、横浜市金沢区にある、横浜市が所有する総合公園。魅力は何といっても、約1kmにわたる人口砂浜が広がっていることでしょう。

『海の公園』でマテガイ採りが好調継続中【横浜】1時間で91個をゲット
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海の公園・南口休憩所(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

夏場の海水浴はもちろん、春先から初夏にかけては潮干狩りが楽しめる「異色の公園」ということで、駐車場を見渡すと、地元の横浜ナンバーは勿論、他県ナンバーも目立ちました。しかも潮干狩りに関しては利用料金無料。

『海の公園』でマテガイ採りが好調継続中【横浜】1時間で91個をゲット
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ルールを守って潮干狩りを楽しもう(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

公衆トイレは勿論、売店、コインロッカーも公園内にある等、正に至れり尽くせりの潮干狩り場となっています。

電車で海の公園へ

今回、筆者は「お1人様」ということで、コスパの良い電車を利用し、自宅がある埼玉県から横浜金沢区までやってきました。アカニシ貝大漁! なんていう場合は、大きめ(最低20L)のクーラーボックスが必要なので後悔するパターンなのですが……そうなることはないかな、なんていう予想も密かに立てていたため、この電車パターンを選択。実際、予想は的中しました。

『海の公園』でマテガイ採りが好調継続中【横浜】1時間で91個をゲット
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金沢文庫(正式にはかねさわぶんこ)は北条実時が造った文庫が起源の資料館(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

海の公園の最寄り駅は、金沢シーサードライン「海の公園南口駅」もしくは「海の公園柴口駅」のどちらか(マテガイポイントは海の公園南口駅が近い)になるのですが、筆者は今回、京浜急行の金沢文庫駅を選択。天気が良かったし、コスパも更に良くなるし、ちょっと早めに家を出て、駅から20分程お散歩しながら公園に向かいます。

アサリとアカニシ貝調査から

干潮時刻の1時間半前に海の公園に到着。全体を見渡すと……明らかにアサリ狙いの人はまばら。4月に来た時よりも少ない印象でした。しかも、ベテランと思われる人達は皆無で、いたとしても、子連れ家族がお遊び程度でやっているパターンのみ。筆者も一応アサリのポイントを探ってみるも、リリースサイズが稀に見つかる程度でした。

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アサリはリリースサイズばかり(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

とはいえ、マテガイのポイントである干潟(砂浜)は、まだ水面に見え隠れしている状況なので、「期待薄」覚悟でアカニシ貝のポイントである藻場にも一応いってみることに。しかし、案の如くアカニシ貝は見つけることができず。そして、産卵時期にもかかわらず卵も見つからず。ついでにツメタガイも見つけることはできず。ラバー軍手を外し、早々に藻場を後にしました。

今年は安定のマテガイ!

干潮の1時間前になると、マテガイのポイントである砂地が姿を現しました。1人、また1人とマテガイセットを持った人がやってきます。筆者もこれに加わり、ジョレンで砂を削り、出てきた大豆の輪郭のような穴に塩を振っていきます。

『海の公園』でマテガイ採りが好調継続中【横浜】1時間で91個をゲット
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リュックサックに入る筆者のマテガイセット(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

天気はピーカンということで、マテガイの警戒心は高めですが、相変わらず貝の密度は濃い模様。「今年はどれだけたくさんいるのだろう?」なんて思いながら、せっせと捕まえていきます。

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ピーカン時のマテガイ採りのコツ

前回(4月)は今にも泣き出しそうな空模様であったため、マテガイの警戒心は薄めで、塩を一回かけるだけで勢いよく飛び出したのですが、雲一つないピーカンの今回はそうはいきません。とはいえ、しっかり粘って、やや強引かもしれませんが、中途半端に穴から出てきたマテガイを、砂をえぐるように掴んでやれば捕まえることは可能。しかし……ここはもうちょっとスマートに、そしてクールにやってみることにします。

影を作る

まずは掘る(削る)砂地に対し、太陽に背中を向けるポジションで構え、やや深めに(5cm以上)砂を削る。そして、自分自身の影でマテガイの穴を覆ってやり、塩をかけてやる。

すると、劇的とまではいかないまでも、しっかりつかめる位まで、そしてそれほど時間をかけずにマテガイが出てきました。それでも、中には出てきたとしてもすぐに引っ込んでしまったり、すぐそこにいるのに出てこないやつもいたり。

曇天時は少し掘っただけでもしっかり出てきました(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

曇天時と比べてしまうと、全体的な難易度はどうしても高めなのですが、効率はやや改善!完全に筆者の感覚になってしまいますが、難易度を数値化すると、曇天10に対し、ピーカン4、改善後6、といった所でしょうか。ご参考まで。ちなみみに……一応言い訳として付け加えると、写真撮影の難易度はもっと高めでした(汗)

ピーカン時はちょっと深めにそして自身を太陽光の盾に(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

最終結果

大きなポイント移動をせずに1時間程度やってみた所、数は100個まであと一歩の91個を確保することができました。大漁早上がり、と言っていいでしょう。塩もまだ十分余っていたので、潮が満ちる直前まで頑張れば、この2倍は採れたと思いますが……限りある資源、今晩家族で食べる分+αでやめることにし、海の公園を後にしました。……終盤、腰痛というトラブルも抱えていたし(汗)

今後の展望

2023年の海の公園は、残念ながら大本命のアサリは期待できません。アサリがいないということでアカニシ貝(とツメタガイ)も期待できません。しかし、その分マテガイの埋蔵量は計り知れないものがありそうです。

これからの季節はラッシュガードと帽子は必須(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

今後、赤潮や青潮が発生しない限り、しっかり潮が引く7月一杯まで充分楽しめるかと思います。大潮、そして南風が強く吹かない日に海の公園へ遊びに行く際は、是非、塩とジョレン、もしくはシャベルをお忘れなく!

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<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

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