外房片貝では、旬を迎えるイサキとハナダイのリレー釣りが佳境を迎えている。北限のイサキと呼ばれる太東沖のイサキ狙いが4月から解禁。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
増栄丸でイサキ釣り
6月11日(日)、増栄丸から出船。反応はかなりあったらしいが、水温低下で食いはイマイチ。それでも釣れれば良型で、40cmの大型も浮上。さらにキントキやマハタなどの高級ゲストも交じって土産は十分。後半のハナダイは時間が短くて型を見る程度だったが、こちらも日並みがよければ大アジ交じりで数釣りの可能性が高く、両魚とも今後に十分期待の持てる釣行となった。

4時すぎに熱田正二船長の操船で出港。明るくなり始めた海上は、外房ではめずらしいほどのベタナギ。滑るようにポイントの太東沖を目指す。
到着後、反応を探して5時半の竿入れまでスタンバイ。船長から26~23mのタナと、ビシの下穴は全閉、上は3分の1~4分の1空けて、ゆっくりめの誘いを入れるように指示が出てスタート。
1投目から本命ゲット
1投目、24mでコツンとアタった。さらに、ひったくるような引きがきて、36cmイサキをゲット。
周りでもキントキと良型本命が上がり、船中はヒートアップ。しかし、朝イチのサービスタイムは長続きせず、その後はポツリポツリ。

1尾掛けたら追い食いを待って、ダブル、トリプルで数を稼ぐのが本来のイサキ釣りだが、なかなか追い食いがない。それでも上がってくるのは30cm超ばかり。私にも40cmの特大がヒットした。
キントキ&マハタも登場
右舷トモの山本正治さん(習志野市)は、現船長のお兄さんが船長の時代から25年くらい通う常連。トモ2番の酒井一雄さん、3番の吉田慎一さん、4番の目黒保さん(いずれも船橋市)と、いつも一緒で同宿にしか行かないという増栄丸ファンだ。船長の人柄のよさに惚れて通い、船上で和気あいあい。

当日は、吉田さんが釣ったイサキが一番大きかったが、数は酒井さんがトップ。

ハナダイはご機嫌斜め
左舷トモの柳原昇さん(鴻巣市)は、伊豆方面の釣りが多く、外房のイサキ狙いは初めて。伊豆とは勝手が違ったらしいが、大型中心の釣果に満足していた。

後半のハナダイは、攻める時間があまりなく、型を見る程度。しかし、釣りは潮次第。前日ダメでも次の日は入れ食いもある。
当日は、条件が悪いながらも土産は十分。マダイやヒラメ釣りと違って、間違いなく獲物を持って帰ることができることも魅力だろう。
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<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>
▼この釣り船について増栄丸 この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年6月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post イサキ・ハナダイリレー船でキントキやマハタなど好ゲスト顔出し【千葉・増栄丸】 first appeared on TSURINEWS.