幻の魚、琵琶湖の宝石の異名を持つビワマスを、手軽に釣り上げられることで大人気のビワマストローリング。この釣りを体験できる一大イベント「第8回ビワマス体験トローリング」が7月17日に開催された。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
第8回ビワマス体験トローリング
幻の魚、琵琶湖の宝石の異名を持つビワマスを、手軽に釣り上げられることで大人気のビワマストローリング。この釣りを体験できる一大イベント「第8回ビワマス体験トローリング」が7月17日に開催された。

当日は、本イベントを主催するビワマスプロガイド協会が、滋賀県長浜市大浦にあるファイブオーシャンマリーナに本部を構えて開催。同マリーナには、本紙でもおなじみのダブハンド・Fをはじめ17隻のボートが集結。各地から来た70人の参加者が各船に分乗し、レイクトローリングが盛大に行われた。

実釣開始は午前7時すぎ、琵琶湖の北端にある海津大崎や竹生島の周辺の水域から、各船がゲームをスタート。ビワマスのヒットゾーンは水深20m代後半から30mほどとのことで、各船数本のロッドを出し、タナを釣り分けてルアーをトレースしていった。
取材班である自身は、本協会の会長を務めるダブハンド・Fの藤本キャプテンが用意してくれたボートに乗り、湖上を東奔西走しながら各船の釣りの様子を追った。

開始早々から白銀踊る
開始早々に目を引いたのは、國井キャプテンが操船するワイチャーシーで上がったジャスト60cmのビワマス。白銀に輝く見事な魚体が夏の陽光を反射し、遠巻きに見てもまぶしいほど。宝石と呼ばれるのも納得の美しい魚だ。

その後も各船で釣果が上がり、ロッドオフの時間まで銀鱗がファインダーのなかで踊り続けた。

釣りもレクレーションも大盛況
正午前、各船がマリーナに帰港。各キャプテンたちが釣果をクーラーにまとめている間に、参加者たちは正午からの食事会と午後のイベントに備え、マリーナに設けられた会場に集まった。
参加者たちの到着を心待ちにしていた食事会の場では、当日釣り上げたばかりのものを握ったビワマスの寿司の盛り合わせ、琵琶湖特産のコアユの天ぷら、子供たちが大好きなカレーライスなどが振舞われた。

琵琶湖の幸に囲まれ、まるで竜宮城のようなおもてなしだ。

優勝は65cm巨大ビワマス
さて、食事会のあと始まったのが、キャッチしたビワマスの最大寸を評する表彰式。3位はキングフィッシャーに乗船し57cmを上げた岐阜県の谷口さん、準優勝は本稿序盤で登場した60cmを上げた愛知県の可知さん。

そして優勝に輝いたのは、ゴーフィッシングに乗船し65cmを上げた京都府の藤原さんだった。

釣果もさることながら、各人ロッドやクーラーボックスなど豪華な賞品を手にし、大満足の釣行会となった。

賞品&プレゼントも多数
そして、お待ちかねのビンゴゲーム&ジャンケン大会がスタート。ロッド、ルアー、ウエアのほか、地元の名産品など魅力いっぱいのプレゼントの登場に、会場は大いに盛り上がった。

釣果は参加者全員で分配
最後は当日の釣果を参加者全員で分配。さらに、滋賀県の特産品などがお土産として手渡され、当イベントは幕を閉じた。

琵琶湖の宝石はゲーム性も食味も抜群
湖上でラグジュアリーな時間を過ごしながら楽しめるビワマストローリング。釣りのマネージメントやセッティング、釣り上げた魚の管理など、キャプテンがすべて担ってくれるこのゲームは、釣りをやったことのない人を連れ立って楽しむのにも最適のゲーム。

もちろん釣りに慣れた人でも、パワフルかつデリケートなビワマスとのやり取りは、ゲーム性もあって面白い。おまけに食味も抜群なので、ぜひ挑戦してほしいと思う。

最後になったが、本イベントの成功の裏には、ビワマスプロガイド協会のメンバーと、イベント運営に協力してくれた人々の多大な尽力があった。

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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
▼この釣り場について琵琶湖
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年8月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 「ビワマス体験トローリング」が開催【琵琶湖】65cm大型ニジマスも登場 first appeared on TSURINEWS.