7月22日は愛知県弥富市の玉や丸を利用して、親子2組でキス釣りに挑戦した。筆者は息子と合わせて40匹のキスを釣ることに成功。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)
船に乗って親子2組でのキス釣り
深夜3時、名古屋を出発して愛知県弥富市の玉や丸へ向かう。国道23号線を弥富へ50分ほど走り、木曽川手前にある鍋田川の富島交差点を左折して少し走ると玉や釣具店がある。
ここで乗船代8千円(小学生無料)を支払う(エサ代込み)。仕掛けや氷なども購入可能だ。

船宿に到着
ここから車で5分走ったところにある木曽岬境港へ。午前4時30分、荷物をまとめて玉や丸へ歩いて向かう。この日はキス2便、タコ1便が出船予定。乗合船で釣り座は予約順。
名前を呼ばれて船へ乗り込む。大型の和船で、釣り座にはベンチシートや物入れ、サオ受けもあり、ゆったり釣りが楽しめる仕様だ。

当日のタックルと仕掛け
午前5時に出船。30分ほどで新舞子マリンパーク沖のポイントに到着、釣り開始の合図が出た。
タックル(2000番リールに2mのロッド)にテンビン、キスバリ(早掛け用7号)、オモリ15号をセットし、イシゴカイを付けて投入。

連続でキスをキャッチ
私もアタリを待ったが……。仕掛けを回収すると、テンビンにハリが絡まっていた。息子の仕掛けも同じだ。
その後も同じようなトラブルが続き1時間ほどが経過。船長や常連さんのアドバイスを聞いて調整していくと仕掛けが絡まなくなり、連続でキスがヒットした。

仕掛けを少しだけ投げるとアタリ復活
この辺りは水深10m前後で思ったより潮の流れが速い。アンカーを打たず船を流すスタイルなので、少しずつ仕掛けの位置が移動していく。仕掛けのトラブルは、真下に落としていたためだった。少し前に投げることで回避できた。

そして、船が移動するため少しずつイトを出さないと仕掛けが浮いてしまう。これが原因で釣れなかった。
さらにキス専用のハリは2連が多いが、トラブルを軽減するため枝をカットして1本バリに変更した。
ゲストにタコが釣れる
仕掛けトラブルを改善してからは快調にキスを量産。そして小さいキスのアタリがあった瞬間にドスンとした強いアタリが。
根掛かりのように動かなかったが、少し力を入れると巻けるようになった。上がってきたのはタコだ。良型だったので船長が慎重にタモ入れしてくれた。思わぬお土産に息子も大喜びだった。

キスとタコを美味しく調理
午前10時30分に納竿して帰港した。サオ頭は驚異の99匹。私は息子と2人で40匹だったが、常連さんに40匹ほど頂いたので、親戚に連絡してキス料理を振る舞った。
大きいキスは刺し身、その他は天ぷら、梅じそ巻き天ぷらにした。梅じそ巻きは、大葉を3分の1にカットし、梅干しを少量乗せてキスの身を巻き、つまようじで止める。
小麦粉、衣に潜らせ、180度の油でサッと揚げる。少量の塩やポン酢で食べるのがベター。釣りの思い出を振り返りながら、絶品料理を堪能した。

遊漁船のキス釣りのポイントは、仕掛けのトラブル回避、底を取る感覚を早くつかむことだ。これを実践できれば、釣り初心者でも十分な釣果を得られるはずだ。

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<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
▼この釣り船について玉や丸
TEL:0567-68-1330
出船場所:境港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年8月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 船シロギス釣りで親子合わせて40匹【愛知・玉や丸】ゲストにタコが登場 first appeared on TSURINEWS.