釣りをするには釣具以外のモノがたくさん必要だ。メンテナンスに関しては、釣りの専門品というよりも、生活汎用品を使うことが多い。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
釣りに使える生活用品
ちょっとしたドライバーやパーツクリーナーなどのいわゆるDIY関連品などは、あるいは一般家庭ですでに必需品としての位置を占めているかもしれない。中性洗剤だって皿洗い以外に多くのことに使える。除光液だってシール剥がしに使える。さすがに除光液の出番は今のところ私の知る限り、釣り関連品でないが、メンテに必要なモノはいろいろある。
なんとなく話に出てきたので、まずは中性洗剤は用意しておこう。タモを洗ったり、ガイドリングの錆を取ったりと活躍する。
釣り具メンテのためのスプレー
まずはスプレー類について、メンテのためのものをざっと紹介する。
錆取り剤
海での釣りは錆との戦いなので、錆取り剤は絶対に要る。ただ、何においてもそうだが、この手のものはシャーッッッと思い切り吹き付ける必要はない。シュ、でいいのだ。ちなみにリールメンテのためのオイルやグリスもそうで、「念のために余計に」は不要で、ちょちょっとでいいのだ。
シリコンスプレー
これまた幅広い活躍を見せるシリコンスプレー。釣りでは主に、ロッドのブランクスの清掃や、PEラインにメンテナンスに使用する。ブランクスの汚れを取り、PEのコーティングを期間限定で復活させるのだ。

PEラインに使うときには、主にはイトのざらつきをコーティングして均すという程度なので、シリコンスプレーで強度が高くなるとは思ってはいけない。ちなみにシリコンスプレーは、滑りの悪くなった網戸のレールに吹き付けてもするする滑るようになる便利。
注意!シリコンスプレーは、必ず溶剤の入っていないものを選ぼう。溶剤が入ってしまうと吹き付けるものが、耐溶剤性がないものは溶けてしまう。
パーツクリーナー
リールのメンテに使用する人もいるパーツクリーナー。樹脂パーツの多いリールには適さないが、金属の細かい溝に入り込んだゴミなどを除去するにはいい。ただ、この代わりはエアダスターでもできるといえばできるので、細かいことは気にしないならエアダスターでもいい。

パーツクリーナーは接触の悪くなった端子類や(使用には必ず安全にできるか気を付けて)、エアダスターはノートパソコンの裏蓋を開けたときの埃取りに重宝する。
日焼け&虫対策
釣りはアウトドアなので、自然が脅威となる。よって、次の二品はまた絶対常備だ。
日焼け止めスプレー
日焼けは肌の大敵!私なんかイイ年の大男だが、常から日焼け対策は欠かさない。単純に日焼けをするとバテる。子どもの頃、夏の明石の漁港でほとんど全裸で釣りをしていて背中を丸焼けにし、1か月くらい寝苦しかったこと、今でもその痕が微かに残っているのが苦い思い出。
虫よけスプレー
手首、足首、首に。血がよく流れる場所には、必ず虫除けスプレーを吹いておこう。蚊やブヨは刺されるとシャレにならないくらい鬱陶しいし、年をとると虫刺されが半年治らないこともあるのだ。
持っておけ!釣り専用ザル
その他生活用品で言うと、ザルが結構大事だ。

使用したルアーやリールを洗うのに重宝する。ザルにあけて水を流しておけばOKだ。衛生面で食器類との兼用が気になる人は、釣り専用のザルを買った方がいい。
その他、ルアやリールやフィッシュグリップを乾かすために穴の開いた通気性のよいケースや、ウエスと新聞紙があると便利だ。ウエスは古くなった服でいいし、新聞紙はわざわざ購読しなくてもポストに入る自治体のお知らせみたいなものでOK。その他ビニール袋も置いておくと、捌いた魚のガラ入れに役立つ。
釣りは生活そのもの
これですべて紹介しきれたものだろうか?まだまだ私は釣りのメンテに使うモノを生活用品から引っ張っている気がするが、ひとまずこんな感じだ。それにしてもつくづく思うが生活品をここまで必要とする趣味が他にあるだろうか(別にありそうだけれど)?
ある種農耕や漁というのは昔から密接に生活と密着していたというか原始的な生活そのものだったわけで、これだけ生活用品を必要とする釣りは、現代でもまた生活そのものといえるかもしれない。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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