フカセ釣りやウキ釣りを主として活動している自分ですが、毎回本気の重装備で地磯沖磯、離島遠征!なんてことを繰り返していると、楽しい半面、体力も資金もガリガリ削られていきます。せっかくの休み、気分を変えて、たまには身近の堤防の隅でのんびり釣りでもいかがですか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・桂宏樹)
気ままな堤防フカセ釣り
気合を入れて堤防の外洋側先端で行う釣りではない為、大型魚用の大型、頑丈な竿は必要ありません。使い方次第で小型、軽量なタックルで十分対応できます。そして道具が軽いとフットワークが軽くなります。
堤防の根元側での釣りを行う為、荷物運びも楽です。トイレに戻る時や車の荷物を取りに戻る時も近いのでなにかと便利です。
竿やリールは安いもので十分
今回使用したタックル。コンパクトロッドのポケビッツは携帯性に特化したロッドシリーズです。リールはマグシールド搭載で防水機能に優れたフリームス。使用した感じとしては杓クラスの魚であれば、やり取りに問題はありません。
タックル紹介
ロッド Pockebit’s 60L
リール:フリームス FC-LT2000S-XH
道糸:PEライン1号
ハリス:ピンクフロロハリス1.5号
ウキ:ウェーブマスター0号Sサイズ
ウキ下:1m 釣り針ファイングレ3号 ガン玉なし
竿が短いため、ウキ下は短くなるが、投げ方や遠投用のウキの使用など工夫して補う仕掛け。釣る層を深くする際は、ガン玉を追加してウキごと沈めていくイメージです。

遠征費を抑えられる
東京・神奈川エリアを中心として例にあげますと、西伊豆や伊豆下田、千葉館山に釣行する代わりに真鶴、小田原、大磯、江の島、腰越、木更津、富戸などで釣りをします。それにより以下のようなメリットを享受できます。
1. 往復時間の節約と移動による疲労の軽減(特に帰り)
2. 昨今右肩上がりで上昇するガソリン代の節約
3. 移動時間が短くなる事により、相対的に釣りを長く楽しめる(昼からのんびり到着しても釣り出来る時間を確保できる)
4. のんびりゆっくり昼過ぎからの釣りなら、撒き餌等のエサ代も節約
5. 浮いた費用を次の釣り遠征に……回せるかもしれない(要家族会議)
今回の釣り場は真鶴漁港
真鶴漁港は神奈川県足柄郡に属する真鶴町にある港です。港の口手前に堤防がある関係で、湾内は荒れることが少なく、自然に囲まれた雰囲気ものんびりとしている漁港です。
真鶴漁港は近くに一級磯や多数の磯、波止があるためか、イシダイやメジナ、クロダイにメバルにハタ等、釣れる魚種も豊富です。釣り可能エリアは駐車場に隣接、というより真横にある為準備が楽。東京エリアから比較的近いのんびりした場所です。
今回は、飼育できそうな小メジナをメインに狙っていきます。

近くに釣具屋もあって便利
真鶴漁港はコンビニが近いうえ、期間限定でアミコマセや仕掛けも販売している店舗もあります。真鶴駅前にはプロ御用達の釣具屋があり、各種エサも安く手に入ります。
真鶴の釣り具屋といえばあおき釣具店。様々な餌を取り扱っています。フカセ釣りが主体の自分としては、オキアミやパン粉が安いのが魅力です。

のんびり昼過ぎから釣り開始
のんびり釣りをしたかったので、朝はゆっくり起きて、家で掃除洗濯をこなし、昼前に出発すれば通勤時間帯を外してスムーズに釣り場に到着。昼過ぎからの釣り開始の為、撒き餌も少なめで大丈夫です。

足元には小型のメジナ、メッキアジ、ヘダイ、カワハギ、ネンブツダイ、ベラ、クロダイ、ハゼ、チョウチョウウオなど多様な魚が右往左往しています。
釣り座を決めて、撒き餌を撒くと足元周りに大量のチビオナガグレと口太グレが集まってきます。
20cm級メジナがぽつぽつ
足元で小さなアタリをとる釣りを楽しんでいると、足元でタカノハダイやコノシロ等の外道が溜まり始めました。
ウキサイズを大きくして遠投用に切り替え、ガン玉G4を追加し、逆にウキ止めは外してゆっくり沈んでいく仕掛けを10m手前にキャストして様子を見ます。そうすると、20cm程のメジナがポツポツと釣れ出すようになりました。

アイゴも釣れる
数匹メジナを吊り上げた後、針が小さいかもと5号針に変更。暫くしたら場違いな当たりでウキが一気に沈みます。数秒粘るもチモト切れ。ハリスを1.75号に上げて仕掛けを作りなおし、再度投入。暫くしたら今度はウキがゆっくり沈みます。
しばしの抵抗の後、上がってきたのは30cm手前ぐらいのアイゴ。引きはそこそこ強くて楽しめるのですが、毒魚なので気を付けながらリリースしていきます。

その後も15から20cm前後のメジナを数匹釣るも、サイズアップは出来ずに18時30分に納竿。
釣り座を水で流して片付けを行い、事前に購入した飲み物とつまみを嗜みながら静かな夜の港で20時までゆっくり過ごします。こういう時間、大事です。
のんびりな釣りで英気を養う
帰宅した後はダラけずに必要最低限に釣り具を片付け、疲れを明日に持ち込まない様、休みましょう。
漁港での、のんびりした釣りを終えた次の日、皆さんもきっと思うはずです。次はもっと大きな魚が釣りたいな、沖に、磯に、島に行きたいなあと。
その思いが次の釣りの機会まで続いたら、今度は地磯・沖磯や沖堤防・離島に釣行しましょう。そして次回遠征に疲れたら、また近場で「釣り」の英気を養ってください。
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<桂宏樹/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について真鶴港
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